
「コピぺ de 関数」FILE_21
Microsoft365、Excel2021から使えるようになった割と新しい関数を使った方法をご紹介します。
今回の関数はこんな感じのお困りごとがある方にピッタリです。
- データがたくさんあって、何種類あるのか見たい
- データ項目が重複しているものを削除したリストが作りたい
下記のようなデータがあった時に「結局さ、何種類の果物が売れたわけ?」って時、つまり、重複した項目を除いた項目数を求めるときに使える方法です。
いつものようにサンプルデータを用意しましたので、ご自身のExcelのA1セルにペーストしてください。
日付 | 売れた商品 |
---|---|
2025/9/1 | メロン |
2025/9/1 | スイカ |
2025/9/1 | みかん |
2025/9/2 | メロン |
2025/9/2 | バナナ |
2025/9/3 | ぶどう |
2025/9/3 | スイカ |
2025/9/3 | いちご |
2025/9/3 | スイカ |
では、何も気にせずD2セルに下記の数式をコピペしてください。
=UNIQUE(B2:B10)
Enterを押すと、、、こんな感じになります。
うおおおお!入力したセルだけじゃなく、その下のセルにまで果物が表示されました。
初めてこの数式を使っとき、結果にびっくりしましたw
このように、重複しているデータを取り除いたリストを作ってくれるのが、UNIQUE関数です。
この関数の基本的な使い方はこれだけでOKです。
引数も指定することがありますので、合わせてご紹介します。
数式内はこのように引数を指定することができます。(指定しなければ、[列の比較]も[回数指定]もFAlSEとなります)
=UNIQUE(配列,[列の比較],[回数指定])
※ [] 内は省略可。
[列の比較]をTrueにするとどうなるのか?
説明としては、「抽出する元データの範囲からユニークな”列”を返したい場合は「TRUE」ということなので、今回のように、縦に並んだデータに対して使うことはないと思います。
やってみるとこうなります。
ん~無意味(^O^)
続いて、[回数指定]は、抽出する元データの範囲の中で1回だけ出現する値を返す場合に「TRUE」を指定します。
1回だけ出現するものなので、一意のものを取り出すのとちょっと違います。
結果としては、こうなります。
一回だけ出現している4種類の果物だけ抽出できました。(メロンとスイカは2個以上あるので、結果として出てこない)
ですので、基本的には2つの引数は省略して、=unique(範囲指定) だけで使えると思います。
めちゃめちゃ使い勝手が良いので、ぜひ使ってみてください。
最初にも書きましたが、unique関数はMicrosoft365、Excel2021から使えるようになったので、それより古いExcelを利用している方は使えない関数になっていますので、ご注意ください!