SEの仕事をわかりやすく!具体例5 Azureテクニカルサポート後編

前回の前編に引き続き、Azureテクニカルサポートの仕事をしていたときのことをご紹介いたします。

前回の記事をまだ読まれていない方はこちらからどうぞ。

SEの仕事をわかりやすく!具体例5 Azureテクニカルサポート前編

1日も早く辞めたい・・・

問合せは毎日1件以上割り当てられ、クローズしないとどんどん蓄積していきます。

そのため、調査時間を短くしないと終わらないよ?と言われ、今まで感じたことない時間に追われるプレッシャーがすごかった。

対応を始めて2週間くらいで、仕事内容が全てわかった感じでした。

Azureの実務経験を積めるような業務ではなく、ユーザからの問い合わせ一次窓口としてメールでの回答作成が9割の時間を占め、残りの1割がAzure 基板側調査のために専用調査ツール、アプリ使って、Azureのステータス確認を行うといった内容だった。

メールにそんな時間かけるの?と思うかもしれませんが、本当です。

メールでの情報展開の順序確認、ユーザからの質問に対する回答として適切か、情報量は多すぎないか、公開情報を載せてわかりやすくしているか、メール内の作法に問題はないか(色々会社側で決めてる体裁がありました)、その後、OJTリーダーからの添削を受け、さらに他のメンバーへ確認依頼をし、最後、Teamsで他メンバーへ画面共有しながらメールの発送を行う。

この流れだけで平気で一時間かかります。

問合せが毎日1件~2件自分に割り当てられ、一問一答で終われば良いですが、追加の質問が来ればどんどん答えていく必要があり、常に10件いかないくらいのケースがオープン状態になってる感じです。

時には電話で回答を求められることがあったり、ユーザの業務影響が大きいととにかく早く回答して欲しい、期日までに返答をくれ、など急ぎの問い合わせもあります。

朝出社したら既にケースが割り当たっていて、「それ急ぎだから11:00までに回答して。」とかもあって、かなりストレスでした。

仕事内容にかなりストレスを感じていただけでなく、リーダーも自分には合っていませんでした。

リーダーが最初に問い合わせを受けたときに対応方針を指示してくれるのですが、それが間違ってるんです。

「Azureは〇〇できますか?」という質問について、「それ、答えはできない、です。△△の資料を添えて回答して。」って感じに。

最初はめっちゃ助かる~って思って従っていましたが、根拠資料も添えないといけないので、自分で改めて調べてみるわけです。

そうすると、「あれ、これできるんじゃないの・・・?」ってなる。しかも、何回もそういうことがありました。

こっそりサブリーダーに相談して、「確かに、できそうだね。うん、できる方向で回答して。」と言われる。

ユーザーにメール返して、リーダーはCCで入ってるから絶対チェックはしてるんです。

でも、まったく顧みない。

さっきは、できないとか言ってごめん、とか一度も言われたことなかったです。

なので、指示されても信じていいのかわからなくなりました。

その方向で調べてって言われても、調べたら違うことがあって迷惑でしかなくて、いい加減な方でした。

それに振り回されるのもストレスで、4月に入場して6月頃には営業に退場をお願いしていました。

それで7月くらいかな?退場したいって話がリーダーの耳に入って、リーダーに呼び出されました。

「わたなべくん、責任感ないよね。って言われない?」

それだけは強烈に覚えてます。

本当にこの回答であっているか?適切か?それに頭を抱えているから辛いわけであって、ユーザーのために回答に責任を持つために調査がっつりやってるのに、そういう仕事ぶりをまったく把握できていないのか、ただのアホなのか知りませんが、「この人とはやってられない」と腹くくった瞬間でした。

無責任なことをメンバーに指示して、間違っても謝らない人は責任感あると言えるんですかね。

自分には到底受け入れられない発言でしたね、ほんとに。

そのリーダーの発言も営業に話しました。理解してくれていたので、そこは助かりました。

結局、8月末に退場することになりました。

あんなに早く辞めたい、と感じる現場は後にも先にもあのプロジェクトだけじゃないかと思います。

ちなみに、自分と同じタイミングで入場した人の中でも何人か自分より早く辞めていった方もいました。

ついていけない、時間に追われるストレスが辛い等、自分と同じような悩みで退場していったそうです。

なので、人によっては身体に合わないプロジェクトと言っても良いと思ってます。

愚痴みたいな記事になってすみません(汗)

プロジェクトは入ってみないとわからないことが多いので、ほんとに身体に合わないときは早めに退場するしかないと思います。

辛くても勉強になる、というプロジェクトは、まだ頑張りがいがあるかもしれませんが、そうではないときは早めに退場調整するのが良いんじゃないかと思います。

みなさんも無理はしないようにお仕事頑張ってください・・・!