前回に引き続き、システムエンジニアの仕事4つ目をご紹介いたします。

前回の記事をまだ読まれていない方はこちらからどうぞ。

システムエンジニアの仕事をわかりやすく!具体例 3

フィールドテスト

今回紹介する記事は特殊な案件になります。

前回の記事の最後に書いた「ネットワークの構築」プロジェクトが次に決まっていたんですが、入場までに1ヶ月半空いてしまったので、フィールドテストの仕事を1日だけやらせていただきました。

フィールドテストはたいていの場合1日ぽっきりの案件ではありません。

私の会社と以前から付き合いのある会社の方から、1日だけ来てほしいということで紹介してもらったのです。

フィールドテストは、ざっくり言うと無線通信試験でした。

具体的なおしごとは?

普段みなさんが使っているスマートフォン。

もはやどこでも繋がるし、逆に繋がらないと「はっ?」と思うほど当たり前になっています。

その無線通信というのは、メインは通信キャリア(みなさんご存知の3大通信キャリア)が町中あちこちに無線通信できる鉄塔を建てて、みなさんのスマホからでる通信を受信しています。

その鉄塔を新しく建てるとき、鉄塔のアンテナを変えるとき、アンテナの設定を変えるときなどの時に、実際に通信できるか試す試験があり、その試験を行う仕事をフィールドテストと言います。

他にも内容が違うフィールドテストがあるかも知れませんが、ここでは私が見聞きした情報を書いていきます。

今回の仕事は小さな受信アンテナとパソコンを持って街中を移動し、決められた場所と時間に無線通信ができるか試験をしました。

小さな受信アンテナとパソコンを繋ぎ、パソコンに入っているツールで受信しているかチェックします。

試験の方法は事前に1時間程レクチャーしてもらっておぼえられるほど簡単です。

決まったやり方がありますので、その方法に沿って試験項目を実施していきます。

その試験を5人くらいでやってました。

真っ昼間の公園のベンチで大人5人がパソコンをじーっと見てますから、それはそれは周囲から怪しまれます(笑)

お巡りさんに何してるの?って聞かれたり、子供と来てる保護者が眉を細めてこっちを見てたりします。

でもね、お巡りさん、奥さん。

こういう試験をやってるからスマホがネットに繋がってるんだからね!

って心で叫ぶわけです。

実際過去にやったはずですからね。

その試験を朝から町のあちこちでやったら夕方に集まって、繋がった繋がらなかったなど集計して終了です。

おそらく試験結果を通信キャリアに報告してると思いますが、お手伝いで行った私の仕事はそこまでやりませんでした。

試験内容が、「特定の時間に、特定の場所ど、特定の人数通信できるか」を試験する内容でしたので、人手が必要ということでした。

少し大きな話をすると、これから東京オリンピックに向けて都心のネットワークを改良していくので、試験の案件は増えてくると考えられます。

難易度は高くありませんので、未経験でIT業界に転職されたり、新しく入社されたりする人は経験するかもしれません。

こちらの仕事を丸1日やらせていただき、ついに念願のネットワーク構築プロジェクトへと進んでいきます。

インフラ系エンジニア志望の自分としては早く入場したかったフェーズの仕事でした。

次回はその仕事についてご紹介いたします。