最近はネットワークスペシャリストという資格中心に記事を書いておりまして、今回はオススメ参考書についてまとめたいと思います。
以前の記事で、基礎を体系的に学ぶのにはこの本がオススメ!と紹介いたしました。
今回はさらに試験で得点力をつけていくことを主眼にさらなる高みを目指せる参考書を2つご紹介したいと思います。
ネスペを受けるなら「ネスペシリーズ」?!
こちらの本は「過去問最強解説書」としてネットワーク系エンジニアに知られています。
本屋でも目にすることが多く、とても有名な本です。(あくまでネットワークエンジニアの中で)
こちらのネスペ魂と、ネスペの基礎力を立ち読みしてきました。
1冊で1年分の過去問の解説ということでかなーり詳しく書いてあると感じました。
なんでそうなのか?なんでこうなってるのか?基礎的ながらも深いところが書いてあります。
午後の問題に的を絞ってどんなプロトコルが読み解くのに必須なのか、何がポイントなのか細かく書いています。
本書は、午後1と午後2にしか触れていませんので、午前対策には向かないと思います。
私は一応ネットワークエンジニアなので、実機を普段からいじってプロトコルもそこそこ知っているんじゃないかと思いますが、こちらの参考書はまだ実務で実機を触ったことない人向けに最適という印象です。
とは言いつつも、やはり「◯◯年のネスペ試験を徹底解説!」という方が内容のイメージに近いような?
コラムや漫画は抜きにしていただいてもいいんじゃないでしょうか(笑)
2019年5月24日時点で、今年バージョンが書店にもネットにもないので今年は発売しないのかな・・・?
今年バージョンが出たら立ち読みはしたいですね。
ネットワークスペシャリスト重点対策
傾向をしっかりと分析して、必ず覚えたほうが良いテクニックについてわかりやすく書いてありました。
例えば、午前2特有の計算問題について解法パターン、考え方が載っていたのはとても嬉しい。
考え方のコツも載せてくれていて、実践でも役に立ちそうな視点で書いていてそこだけでも価値あると感じす。
選択肢に悩む問題は落としても仕方ないが、計算問題は正しく計算できれば正解できるので落とさないようにすること。
計算問題をしっかり得点していくことが大切という話がとても参考になった。
サブネットマスクの計算はミスが非常に多いから絶対落とすな!という気合も良かった。(笑)
ちなみに、午前1対策についてはほぼ触れられておりません。
午前2、午後1、午後2対策となります。
前書きを見ると午後1と午後2を解くための力をつけるには別々の学習と演習が必要という考えではなく、基本的には同じと思って良いそうです。
ネットワークスペシャリストの試験で鉄板となる無線/有線LANの話、IP/TCPの話、DNSの仕組み、セキュリティなどのカテゴリごとの章に別れています。
そのカテゴリごとの章で必須となる知識を詳しく、試験に沿った解説を書いてくれています。
また、その話の合間に過去問を見てみましょうという流れで過去問を載せ、その問題の答えの導き方を教えてくれます。
正しく簡潔に回答するということ、わからないからといって余計な単語を入れると部分点はもらえないなど、めちゃんこタメになります。
ただ、基礎的な話というより基礎をある程度知った方向けの内容ですので、基礎勉強は他の本やサイトが良いと思います。
以前紹介した「ネットワークスペシャリスト教科書」が良いんじゃないでしょうか。
重点対策はしっかり得点するための本と考えると良いと思いますので、今年は必ずネスペとる!という方はオススメです。
他にも数冊立ち読みしましたが、結局「ネットワークスペシャリスト重点対策」を購入しました。
”試験でしっかり得点していく”ことを考えると、ネットワークスペシャリスト重点対策が一番使えるかなと思います!
ですが、ネスペシリーズはやはり内容が詳しいなと感じたので、過去問を解いてみて「んーどうしても意味が理解できない」という事態になったら購入を検討しようかなと思います。(本ばっか増えても困るわけですが)
これからネスペを受けようとしている方の参考になればと思います。
こちらの記事で赤い本「ネットワークスペシャリスト 教科書」について書いておりますので、こちらも読んでみてくださいませ。
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