今日はクリスマス!クリスマスといえばネスぺの合格発表!(えっ)

そうです、毎年IPA(情報処理推進機構)が実施しているIT系試験の合格発表がやってくる時期です。

平成30年(2018)の合格発表は12月21日(金)でした。

合格発表日、合格証書発送日、官報公示日(IPA)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_05goukaku/happyobi_.html(外部リンク)

合格率はこちら。

ネットワークスペシャリスト試験(NW) ~ ネットワーク社会を担う花形エンジニア ~(IPA)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html(外部リンク)

うん、平年並みです。毎年13〜15%ほどです。

といっても私は今年何も受けていません。(えっっっっっ?)

年に1回しか試験を行っていないという話を9月に聞いて、平成31年度に申し込もうと決めていたからです。

私が今働いている現場の人で3人受けた人がいて、1人は落ちて、1人は受かって、もう一人は今日教えてもらいます。

試験を受けた人のうちの一人から「ネスぺ試験を2回に分けて受験する方法」があると聞きましたので、実際のやり方をまとめたいと思います。

ネスぺ試験の内訳4つのうち、1つを春に合格しておく

どういう仕組みになっているのか?紐解いていきたいと思います。

ネットワークスペシャリストの試験は、試験項目として4つあります。

午前1

まずは試験当日の午前にやる1つ目の試験、こちらは試験時間50分で、4問一択30題で出題される試験。

内容が比較的ネットワーク系の話とは離れた、情報化と経営、システム監査、マネジメント系の問題が出題されます。

午前2

午前1の試験の後に行われる試験が午前2で、試験時間40分、4問一択25題出題されます。

内容はシステム構成要素、ネットワーク、セキュリティ、システム開発技術が問われる難問です。

午後1

午後1の試験は大問3のうちから2つを選び、試験時間90分、記述メインで回答していきます。

内容は企画・開発、技術要素、運用・保守に関わる内容など専門的な内容です。

午後2

最後の試験が一番難しい?のかな、大問2つのうちから1つを選びいくつかの設問に答えていきます。

120分もあり、内容はネットワークに関連する広く深い知識が問われる問題です。

理由等を説明する問が多く「国語力が必要」と言われるほどの試験です。

以上の4つの項目があるわけですが、実はIPAが行っている他のIT系試験と共通とされている試験があります。

それが午前1であり、他のIT系試験を受けることによって試験免除となる試験項目なのです。

実は午前1の問題はあまりネットワーク系と関係のない分野の試験であり、本来のネットワーク系の勉強とは全く異なる対策が必要な試験となります。

ネットワーク系の勉強に専念するために、午前1免除資格を春にゲットして、午前1免除の状態で秋のネスぺに受験しようという作戦という訳です。

では、どんな試験をパスすれば午前1免除資格が得られるのでしょうか?

午前1免除資格とは?

以下、IPAのサイトからの引用となります。

【情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部免除対象となる条件(いずれか一つでも満たせばOK)】
①応用情報技術者試験(AP)に合格
②情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
③情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる

上記のいずれかの条件を満たした時に、2年間は午前1の試験を免除とすることができます。

情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(午前Ⅰ試験)免除制度(IPA)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/koudo_menjo.html(外部リンク)

資格名を丁寧に書くと、下記の条件をクリアすればネスぺの午前1免除資格を得られます。()内は試験を受けられる時期。

①応用情報技術者試験(春秋)の試験合格

②ITストラテジスト試験(秋)、システムアーキテクト試験(秋)、プロジェクトマネージャ試験(春)、データベーススペシャリスト試験(春)、エンベデッドシステムスペシャリスト試験(春)、ITサービスマネージャ試験(秋)、システム監査技術者試験(春)、情報処理安全確保支援士試験(旧セスペ)(春秋)の午前1に合格

さらにいうと、ネットワークスペシャリストの試験は毎年秋(10月)に実施ているため、春(試験は4月、合格発表は5月、6月)に行われている試験を受けるのがベターです。

なぜなら、秋に実施している他の試験に受かってから2年間免除可能というと、その翌年の秋に行われるネスぺの試験までしか免除対象の期間に入らないからです。つまり、免除申請できるのは1回。

しかし、春に試験を受けておくと、その年の秋と翌年の秋と2回免除申請が可能です!

1回落ちたとしても翌年、ワンチャンありな訳です。

試験の雰囲気、緊張感もつかめて良いことづくめです。

ですので、超簡潔にまとめると春に行われる応用情報技術者試験に合格するか、プロジェクトマネージャ試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、システム監査技術者試験、情報処理安全確保支援士試験の午前1合格を目指せばいいのです。

そうすれば、秋に行われるネスぺの午前2、午後1、午後2に集中して勉強できます。

春試験の申し込みは例年1月上旬から2月上旬です。

私は情報処理安全確保支援士試験もゆくゆくは受けたいと思っているので、平成31年の春試験ではそれに申し込みたいと思います。

そして、秋には念願のネスぺゲット・・・!!!!!

勉強方法や友人で合格した人の話なども今後書いていきたいと思います!