システムエンジニアリングサービス(SES)は、今現在私も当てはまる話です。

当てはまる話と言うとわかりにくいかもしれませんが、SESはあくまで事業の呼び方です。

私は、所属している会社のSES事業でプロジェクトへ派遣してもらってるということです。

システムエンジニアサービス、SES事業

この言葉は、私は転職してから3ヶ月くらいして初めて聞きました。

特に営業の間で使われる言葉のようで、システムエンジニアからしたら大した意味を持たない言葉です(笑)

事業の紹介をするときに、「受託開発」「コンサルティング」「SES事業」のように並べられます。

具体的にどんな事業なのかと言うと、自社のシステムエンジニアを他社のプロジェクトに派遣する、ということです。

この事業は2018年現在、非常に活発になっている事業とも言えます。

未経験や文系出身でもシステムエンジニアになれる募集が増えていて、その背景には深刻な人手不足があります。

下の図をご覧ください。

他社のプロジェクトへ派遣される場合は、このような構図になります。

自分達の会社で人がまかないきれない、特殊なスキルを持った人の力が必要、一時的に何人もの人が必要、長期的な保守・メンテナンスを委託などなど目的は様々です。

自社で教育や育成を行わずに、スキルのある人の力を借りれるので即戦力として働いてもらうことができるのです。

システムエンジニアの仕事は多種類となり、細分化され、高度化しているので、自分達の会社でそれぞれの人を育成していくことは困難です。

そこで活発になっているのがSES事業ということです。

初めて聞いた方は下記のような不安があるかと思います。

「あっちこっち転々するのは落ち着かないなぁ。」

「結局は派遣社員ってことでしょ?」

「給料は安定するの?」

これらの疑問に答えつつ、私が感じているメリットをまとめてみたいと思います。

1.正社員として派遣で働く

SESは基本的には正社員として元の会社に所属したまま、別の会社のプロジェクトに参画します。

ですので、給料は自分の所属する会社からいただきます。

また、所属する会社に雇われているので、プロジェクトに派遣されるといってもプロジェクトがない期間も発生しますが、プロジェクトに派遣されていない期間も給料がでます。

もちろんその期間、所属する会社から業務命令が下ることもあります。

また、プロジェクトごとに給料が変わるという会社はほぼ無いと思って良いと思います。

所属する会社との契約で働くことになるので、派遣先(プロジェクト先)がどうであろうと変わらないことがほとんどです。

2.数ヶ月~数年で新しい仕事へ

あっちこっち転勤するようで落ち着かないという方がいらっしゃるかもしれませんが、実はこの形態とても守られています。

会社同士の契約でエンジニアを派遣しているので、万が一派遣先の会社がハラスメントや不当な労働を強制させられたりしたら、派遣先との契約を終了させることができるでしょう。

勤務時間の計算もしっかりできますので、サービス残業も基本できません。

直接雇用されていたらその辺が曖昧になりがちですが、会社間での契約なので曖昧にすることはできません。

3.エンジニアとして様々な経験が積める

最大のメリットはこの点だと思います。

自分の進みたいキャリアのためになるプロジェクトを探すことができます。

もちろん、あなたの希望が全て叶うようにプロジェクトへ行くことは難しいですが、仕事の内容、勤務地などは考慮されると思います。

自宅から通える範囲でプロジェクト探すのがほとんどなので、転勤の心配もないです。

以上の3つのメリットは、正社員として自分の会社で働いているときには得られないメリットだと思います。

SES事業はまだまだ活発な働き方ですので、これからシステムエンジニアになる人はぜひ知っておいてください。

実際にプロジェクトってどういったものがあるのか?仕事を内容はどういったものがあるのか?といつ記事も書いてますので、下記のリンクからどうぞ。