前回に引き続き、新人システムエンジニアが最初に目指すべき資格についてご紹介いたします。
part1の記事を読まれていない方はこちらからどうぞ。
CCENT(シスコ技術者認定試験)
こちらもLPICと並んで超有名な資格です。
正式名称はInterconnecting Cisco Networking Devices Part 1(100-105J)となります。
CCNA(Routing and Switching)という資格の方が有名かも知れませんが、まず目指すのはCCENTです。
この試験はネットワークに関する試験です。
2026年6月追記
なんと、CCENTという資格は2020年2月に廃止になっていたようです。
ネットワークに関する基礎を学べるちょうど良い資格と思っていましたが、、、ネットワーク系の試験としては、CCENTではなくCCNAを目指すしかなくなったようです。
ですので、こちらの記事内容を修正して、CCNAについて書いていきたいと思います。
ネットワーク?と言われてはイメージ沸かないと思いますが、下記のようなことを知っているか問われる試験です。
- どうしてインターネットは繋がるのか
- IPアドレスって何なのか
- ルーティングとは
CCNAの知識はどんなシステムエンジニアになっても必ず必要です。
知らないで良いなんてことはあり得ません。
本当にネットワークの基礎の基礎を学ぶのに最適な内容です。
ただし、試験内容にちょっと癖があるので、しっかり理解していないと資格はとれません。
前回紹介したLPICは合格ラインが60%であるのに対して、CCNAは82,3%程とらなければ合格しません。
久しぶりに合格点を調べてみると、、、試験前にアンケートに答えると試験点数に加算されるらしく、最終的には、700点中525点とれば合格のようです。
初めて学ぶ方はそれなりに時間がかかりますので、2~3ヵ月くらいはみたほうが良いです。
1ヶ月で合格した!という人もいますが、中身を理解して、しっかり頭に定着させないと現場では歯が立たないので、最短合格を目指すべきではありません。
現場に行って、「CCNAとか取ってるのにわからないの?」と言われるでしょう。
IT業界ではCCNAまで取得しているのが「当たり前」という風潮がありますので、できればCCNAを取得する方がいいでしょう。
以前書いた記事「システムエンジニアの種類って?」で大きく分けて開発系と構築系のエンジニアがあると書きましたが、構築系に進みそうでしたら、CCNA取得は必須と思っていいです。
ですが、開発系に進むとしても、CCNAの中身は知っていて損はまったくないので、できれば開発系に進む方でも取得しておいた方がいい資格だと思います。
そして、気になる受験料が・・・
試験の受験料ですが、2025年現在、42,600円まで吊り上がってるようです。
このように、一発の試験にチャレンジして不合格となってしまったら、4万円が吹き飛んでしまうのでじっくり準備していくのが良いと思います。
CCNAまで一旦取得できれば、構築系に進むとしても最低限の準備が整ったというところです。
次回、遂に3つ目の資格をご紹介します。
これは、どの現場に行っても崇められること間違いなしの資格です。