
「コピぺ de 関数」FILE_16
今回は関数による消費税額の求め方をご紹介したいと思います!
下記に当てはまる方にはきっと役に立つ関数だと思います。
- 小数点以下を切り捨てして、消費税額を割り出したい
- 消費税が8%と10%が混在している日本は意味わからん
- てか消費税ってなんやねん、あの手この手で税金とるな!
では(?)、はじめていきましょう♪
まずはいつものように、A1セルに下記のデータを貼り付けてください。
商品 | 金額 |
---|---|
高級なメロン | 5300 |
普通のスイカ | 3200 |
安いみかん | 490 |
合計(税抜) | =SUM(B2:B4) |
消費税(8%) | |
合計(税込) | =B5+B6 |
B5と、B7セルには合計を計算するSUM関数と、ただの足し算の関数が入っています。
うまくコピペできなかった方は、下記の関数をB5とB7にいれてください。
B5↓
=SUM(B2:B4)
B7↓
=B5+B6
では、消費税額(8%)を求めていきましょう。
B6セルに下記の関数を入れてください。
=ROUNDDOWN(B5*0.08,0)
結果は、719 となったかと思います。
ROUNDDOWN関数は、指定した位以下の数を切り捨てる関数です。
数式の最後に “0” が入っていますが、ここの数で少数を何桁表示させるか指定できます。
今回はお金の計算になるので、小数点以下は切り捨てるため、”0″ を入れています。
別の計算で少数第一位まで使いたい場合は “1” を入れればOKです。
切り捨て前の計算ではいくつになっているかというと、C6セルに計算しておきましたが、719.2 となります。
なので、今回は “.2” が切り捨てられています。
また、消費税が10%の場合は、B6の、”0.08″ を “0.1” に変えるだけで完了です。
ちなみに、この記事を読んでいて、「ROUNDDOWN関数が切り捨てなのはわかった。四捨五入とかもあんの?」と思ったかもしれませんので、合わせてご紹介します。
ただ、実務の中で四捨五入することってそうそうないと思いますので、一応あるはあるんだね、くらいで良いかと思います。
D6セルに下記をコピペしてください。
=ROUND(C6,0)
次に、D7セルに下記をコピペしてください。
=ROUND(B7,-1)
ROUND関数を使って四捨五入することができます。
引数として”0″と”-1″が入っていますが、何桁で四捨五入後とするか、とイメージするのが良いでしょう。
“0” の場合は、少数第一位で四捨五入して、一の位がそのままになるか、上がるか。
“-1” の場合は、一の位で四捨五入して、十の位がそのままになるか、上がるか。
って感じです!
四捨五入は実践的ではありませんが、切り捨てはお金の計算をするときには使えると思いますので、ぜひ活用してみてください。