消費税の計算をしたい!ROUNDDOWN関数で解決 Excel_18

「コピぺ de 関数」FILE_16

今回は関数による消費税額の求め方をご紹介したいと思います!

下記に当てはまる方にはきっと役に立つ関数だと思います。

  • 小数点以下を切り捨てして、消費税額を割り出したい
  • 消費税が8%と10%が混在している日本は意味わからん
  • てか消費税ってなんやねん、あの手この手で税金とるな!

では(?)、はじめていきましょう♪

まずはいつものように、A1セルに下記のデータを貼り付けてください。

商品 金額
高級なメロン 5300
普通のスイカ 3200
安いみかん 490
合計(税抜) =SUM(B2:B4)
消費税(8%)
合計(税込) =B5+B6

B5と、B7セルには合計を計算するSUM関数と、ただの足し算の関数が入っています。

うまくコピペできなかった方は、下記の関数をB5とB7にいれてください。

B5↓
=SUM(B2:B4)

B7↓
=B5+B6

では、消費税額(8%)を求めていきましょう。

B6セルに下記の関数を入れてください。

=ROUNDDOWN(B5*0.08,0)

結果は、719 となったかと思います。

ROUNDDOWN関数は、指定した位以下の数を切り捨てる関数です。

数式の最後に “0” が入っていますが、ここの数で少数を何桁表示させるか指定できます。

今回はお金の計算になるので、小数点以下は切り捨てるため、”0″ を入れています。

別の計算で少数第一位まで使いたい場合は “1” を入れればOKです。

切り捨て前の計算ではいくつになっているかというと、C6セルに計算しておきましたが、719.2 となります。

なので、今回は “.2” が切り捨てられています。

また、消費税が10%の場合は、B6の、”0.08″ を “0.1” に変えるだけで完了です。

ちなみに、この記事を読んでいて、「ROUNDDOWN関数が切り捨てなのはわかった。四捨五入とかもあんの?」と思ったかもしれませんので、合わせてご紹介します。

ただ、実務の中で四捨五入することってそうそうないと思いますので、一応あるはあるんだね、くらいで良いかと思います。

D6セルに下記をコピペしてください。

=ROUND(C6,0)

次に、D7セルに下記をコピペしてください。

=ROUND(B7,-1)

ROUND関数を使って四捨五入することができます。

引数として”0″と”-1″が入っていますが、何桁で四捨五入後とするか、とイメージするのが良いでしょう。

“0” の場合は、少数第一位で四捨五入して、一の位がそのままになるか、上がるか。

“-1” の場合は、一の位で四捨五入して、十の位がそのままになるか、上がるか。

って感じです!

四捨五入は実践的ではありませんが、切り捨てはお金の計算をするときには使えると思いますので、ぜひ活用してみてください。