毎年5月、6月頃になると、Yahoo!ニュースとかで就職して2ヶ月経った新入社員の記事をよく目にします。

企業側は理想とした人を見つけるのが大変と言われており、入社して数日で辞める人もいるという時代です。

IT業界ではどうなのでしょうか?

もちろん、人手不足です(滝汗)

まずはこちらのデータをご覧ください。

出典:経済産業省ウェブサイト (http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/27FY_report.html)

こちらは経済産業省がまとめたIT人材の需給に関するデータですが、情報セキュリティ人材、先端IT人材共に今のペースでは2020年までは不足の状況が進んでいきます。

つまり、当面の間IT業界は人探しにあくせくしています。

では、実際の中身はどうなのかというと、私の会社の営業さんとも話しましたが、転職してくる人も多いし、他の会社からの受注や相談件数がどんどん増えているという状況のようです。

システムエンジニアになるなら、今(2018年の話)

売り手市場という波もあり、就職、転職業界は盛り上がっています。

ですがこう思われる方もいると思います。

IT業界に興味があるけど、大学は文系だったから受け入れてもらえないのでは?

今の仕事は全く別業界だけど、IT業界へキャリアチェンジできるのかな?

大丈夫です。私も文系大学卒、6年半の事務員生活を経て、2017年1月にSEへ転職しました。

もちろん一日中機械と向き合う仕事ですから、向き不向きはあると思いますので、自分に適性があるのかどうかを考えてみる必要はあります。

IT業界では、IT未経験でもマネジメント力がある人や、チームリーダーを経験してきた人、向上心が強い人であれば採用する状況があるので未経験でもチャレンジが可能です。

若い人ほどITリテラシーが高い

私が就職活動をしていた時(2009年頃)文系卒であるというだけで、ITの分野や専門職になることは不可能に近い状況でした。

ですが、今は若い時からパソコンやスマホを使っている人が増え、若い世代のITリテラシーが高いため、未経験であっても採用してくれる会社があります。

Microsoft Office系のソフトウェアだって高校や大学で既に触ったり、資料作ったりしているでしょうからOffice系の基本操作がわかれば問題はないと思います。

興味が強いとなれば、経験自体はなくても飲み込みの早さがあるため1年〜2年ほどで活躍できるでしょう。

転職してみた感想として、パソコンに向き合って一日中仕事できるような人であれば、システムエンジニアへの転職を考えていても良いと思います。

いくら専門職といっても、理系卒の人だって最初は右も左も分からないまま就職し先輩に教わっていくわけですから、それが文系だからダメというのは少し理不尽な気がします。。。(一種のフィルターなのかもしれませんが)

下記にSEに関するオススメ過去記事のリンクを掲載しましたので、SEに興味がある方は見てみてください。

2025年6月追記

”情報セキュリティ人材、先端IT人材共に今のペースでは2020年までは不足の状況が進んでいきます。”と、2018年当時書いていましたが、2025年の春になってその様子が変わって来たようです。

私の営業が、他の会社の社長と情報交換をして聞いた話のようですが、今は「とにかく人手が欲しい!」という状態ではなくなって来たようです。

AIが進歩して、必要な作業員数が減ったり、物価高もあってコストカットの流れが強いようで、人の選別が厳しくなってきたようです。

自分から主体的に動けて、それなりの実務経験があって、本当に即戦力を求められることが多くなっているようです。

2018年の記事を書いていたころ、社会人経験もないようなほんとに若い人とよく仕事をしていましたが、今は数年間経験してきているような人が必要とされるようです。

選ばれ続けるように自分のスキルを磨く意識は常に持っている必要がありますね!