一昨日、平成31年度春期の情報処理安全確保支援士の試験を受けてきました!
といっても以前の記事で書いていた通り、私は午前1の試験をパスすることしか考えてなかったので、午前2、午後1、午後2の勉強時間は30分くらいです。
なぜなら、私の本命はネットワークスペシャリスト合格なので、秋期のネットワークスペシャリスト試験で午前1免除で臨むためです。
ですので、今回は午前1の試験の手応えとこれから下記IPAの高度試験を狙ってる人たちに向けて午前1の勉強法について書いてまとめたいと思います。
ITストラテジスト試験(ST)
システムアーキテクト試験(SA)
プロジェクトマネージャ試験(PM)
ネットワークスペシャリスト試験(NW)
データベーススペシャリスト試験(DB)
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
ITサービスマネージャ試験(SM)
情報処理安全確保支援士試験(SC)
午前1は応用情報技術者試験過去問のみでOK
午前1の勉強法については「過去問2週間で攻略!」みたいなノリのサイトが多いですね。
それらのサイトでは過去問をひたすら解けばイケるという話でした。
試験を受けるまで「本当に応用情報技術者試験の過去問だけで良いのか?」という不安がありましたが、平成31年の春期の試験を受ける限りでは、その傾向は健在のようです。
問題はどの範囲まで過去問をやれば良いのかということ。
これに関して「試験の直近3回分の試験の過去問は出ない!都市伝説」がありました。
どういうことかというと、今回の平成31年春期試験を受けるのであれば下記のようになるということです。
平成31年度春期試験 ←受験する試験
平成30年度秋期試験 ←勉強しないで良い範囲
平成30年度春期試験 ←勉強しないで良い範囲
平成29年度秋期試験 ←勉強しないで良い範囲
平成29年度春期試験以前 ←勉強する範囲
ということです。
その都市伝説を信じて、私はそれより古い3年分の試験(計6回分)の応用情報技術者の過去問を解きまくりました。
で、今回受けてどうだったかというと、家に帰って過去問と今回の試験を照らし合わせてみました。
平成31年度春期午前1共通試験と過去問比較
今回の試験30問が過去に応用情報技術者試験に出題されていたかを簡単にまとめます。(平成26年度春期以降でわたなべ調べ間違ってたらごめんなさい)
過去問と比較して、新出、参考程度、似てる、まんまの4つに分けます。
問1 | 平成27年度秋問1 まんま |
---|---|
問2 | 平成30年度春問1 参考程度 |
問3 | 新出 |
問4 | 平成27年度春問9 似てる |
問5 | 平成26年度春問14 まんま |
問6 | 新出 |
問7 | 新出 |
問8 | 新出 |
問9 | 平成26年度春問30 似てる |
問10 | 新出 |
問11 | 平成26年度秋問31 まんま |
問12 | 平成28年度秋問40 まんま(選択肢の並びが違う) |
問13 | 平成27年度秋問43 似てる |
問14 | 平成28年度秋問44 まんま |
問15 | 平成29年度秋問45 まんま |
問16 | 平成28年度春問16 似てる |
問17 | 平成29年度秋問50 まんま |
問18 | 平成29年度春問51 まんま |
問19 | 平成29年度春問52 まんま |
問20 | 平成27年度秋問57 まんま |
問21 | 平成28年度秋問57 まんま |
問22 | 新出 |
問23 | 平成29年度春問62 まんま |
問24 | 平成29年度春問67 参考程度 |
問25 | 平成27年度秋問64 まんま |
問26 | 平成27年度春問67 まんま |
問27 | 新出 |
問28 | 新出 |
問29 | 新出 |
問30 | 新出 |
なんと、平成29年秋期の試験から2問でました。つまり「試験の直近3回分の試験の過去問は出ない!都市伝説」は今回の試験を見るとくつがえることになります。
この2問わからなかったので間違えてました。。。
上記の結果をシンプルにまとめると下記のようになります。
全30問
新出10問(ひょっとしたら平成25年度以前に出てるかも?)
平成30年度春期より1問(参考程度)
平成29年度秋期より2問
平成29年度春期より4問
平成28年度秋期より3問
平成28年度春期より1問
平成27年度秋期より4問
平成27年度春期より2問
平成26年度秋期より1問
平成26年度春期より2問
私は問題用紙に回答を控えてあるので、それと照らし合わせると、、、19問は正解してそうな雰囲気です。セーフ
6割正解(18問正解)で午前1はパスできるので、なんとかパスできたかな、、?(マークシートの読み取りに失敗されない限り)
平成29年度秋期の過去問も解いてる人であればあと2問は答えられてたかと思います。
さきほどの表にもまとめたように、過去問とまったく同じ問題が14問(選択肢並び替え含む)、過去問に近い問題が4問ですから、過去問だけで合格は目指せるはずです。
勉強すべき範囲と勉強期間と方法
勉強すべき範囲は直近2回を除いた過去4年分(計8回)の応用情報技術者試験の過去問だけを勉強すれば大丈夫なはずです!
そもそもの話をしておくと、なぜ安全確保支援士の過去問ではなく、応用情報技術者試験の過去問なのかという話ですが、情報処理安全確保支援士などの高度試験の午前1は、応用情報技術者試験の80問から30問抜粋で出題されているからです。
ですので、情報処理安全確保支援士などの高度試験の午前1の過去問だけではちょっと勉強範囲が狭いため、応用情報技術者試験の過去問に取り組むということになります。
話を戻しますと、応用情報技術者試験の直近3回分を除くという都市伝説は以前はそれが当てはまったのかもしれませんが、平成31年度春期の試験を見る限りでは直近2回を除くということになりそうです。
過去問を解いて、解説を見る。その繰り返しでOKです。
過去問はこちらのサイトで素晴らしくまとまっていますので、スマホで勉強できます。
応用情報技術者試験トッドコム(スマホ版)
https://www.ap-siken.com/s/apkakomon.php(外部リンク)
まったくおんなじ問題ばかりでるなら他のサイトで言われてるように「午前1は2週間で間に合う!」んでしょうが、そんな一時的な記憶に頼るのはちょっと私は賛同できません。
なぜならこれらの高度試験を受けて、自分のキャリアを築いていきたいと本気で考えているのであれば、一時の暗記で乗り切るべきではありません。
試験の範囲は広範囲ですが、上級エンジニアであれば知っていなければならないことばかりです。
2週間の速読暗記では試験の時だけ覚えてすぐに忘れてしまいます。
それでは今後につながらないので、じっくり2ヶ月は勉強することをお勧めします。
私は大学は文系で、病院事務員6年やって未経験でエンジニアに転職しました。
その私(ITリテラシー少なめ)で、2ヶ月(1日1時間ほど)はかかりましたので、未経験者ならそのくらいはかけても良いんじゃないかと思います。
1回分の試験(80問)をまずはトライして、次の80問トライして、ちょっと遡って、、、なんて繰り返しでいいかなと思います。
過去問を解いていく中でさえ同じ問題を見ますので、3回分くらい解いてくれば「あれ?見たなこの問題」と感じてスムーズにいくようになってきます。
高度試験の合格を目指す人は午前1だけ先に受けて合格し、次の試験で午前1免除で、午前2、午後1、午後2の勉強に集中していくやり方をゴリ押しします。
私は早速、令和1年10月に開催されるネットワークスペシャリストの勉強を始めていきたいと思います。
そちらの勉強方法もアップしていきたいと思います。
長文読んでいただきありがとうございました!