システムエンジニアとは

システムエンジニアと聞いたらみなさんはどんな仕事内容を思い浮かべますか?

実は世の中で使われる「システムエンジニア」と、IT業界で使われる「システムエンジニア」は認識が違うことがありますので、まずは整理してみたいと思います。

私は前職、大学事務員をしていて、システムエンジニアは何かソフトウェアやITサービス、ホームページを作る仕事だと思い込んでいました。

しかし、実際にはたくさんの種類の仕事があり、IT業界で一年程仕事をしてやっと全体像をすこし把握することができました。

私が見聞きした範囲になりますが、具体的な仕事内容を挙げながら分類分けしてみましょう。

パターンA 情報システム(情シス)
中規模~大規模くらいの会社の「電算室」や「システム部」などの人

パターンB 情報システム(セキュリティ研修なども含む)
社内でメールの設定やPCの設定、セキュリティ研修などで喋ってる人

パターンC プログラマー
「逃げるは恥だか○に立つ」で主人公がやってるような、PCで使えるグラフとか表示させるツールなどをコードと呼ばれるプログラミング言語を使って作る人

パターンD フィールドテスター
上着だけ作業着を羽織りつつPCとかアンテナなどを持って街などでテストしている人

パターンE Webプログラマー、デザイナー
ホームページを作る人

パターンF AIエンジニア、機械学習エンジニア
ビッグデータとかAIなどを活かしてサービスを作る人

パターンG アプリケーションエンジニア
アプリ(スマホを含む)を作る人

パターンH ネットワークエンジニア
ネットワーク(無線LANなど含めネット環境)の設計、構築する人

パターンI インフラ、サーバーエンジニア
Amazon Web Seriesやサーバーの設定、セットアップなどを行う人

パターンJ ITコンサルタント
お客さんの要望に答えるシステム作り、課題解決のためのコンサルタント業務を請け負う人

パターンK テクニカルサポート
IT機器ベンダー(器機を作って販売している会社)などのサポートセンターの人

パターンL システムエンジニア
お客さんの要望をヒアリングしてシステムの要件定義、設計、テストを行い納品する人。(運用サポートを含むことがあります)

私が一年間で出会った人だけでもこれだけの種類があります。世の中では、これらのような仕事を一括りにしてシステムエンジニア(SE)とよばれることもあり、そのように捉えている人もいるかと思います。

IT業界の中では、システムエンジニアはパターンLのような仕事をしている人を指し、上流行程を担当しています。

ですので、世間で使われている「システムエンジニア」と言う言葉は狭義のシステムエンジニア(システム開発の上流工程担当)と広義のシステムエンジニア(上記に挙げたような仕事を一括りにした呼び名)があるわけです。

このサイトではシステムエンジニアを広義での意味として使用していきます。

システムエンジニア、ITエンジニアという言葉だけでは仕事内容が見えて来ませんので、たくさんの種類があることを認識してもらえたらと思います。