システムエンジニアの年収はどれほどなのか
私も転職する前、Webサイトを調べまくっていました。
就職サイトでは、実際のエンジニアに調査してキレイにまとめあげられていますが、「平均と言われてもピンと来ない。」という方もいらっしゃると思うので、ここでは包み隠さず私の給料についてお話いたします。
システムエンジニアとして28歳未経験で転職
2016年10月、私は50名弱のITベンチャーに転職を決意しました。
前職である大学事務員の給料からは多少下がるだろうと予想していましたが、伸びしろがある業界だろうと考えていました。
前職の会社と退職時期を交渉し、新しい会社へは2017年1月に入社となりました。
そこで初年度の給料が下記のように提示されました。
年収目安 約3,010,000円(諸手当込み)
しかし、ボーナスはそれに含まれておらず、2017年12月に決算賞与があり約2ヶ月分(約450,000円)頂けました。
ボーナス、賞与については完全に会社次第です。
前職の大学事務員の時は、入社時に提示された雇用契約に関する書類に賞与(6月、12月支給 昨年度実績○ヵ月分)と明記されていましたが、転職後の会社の書類には明記されていません。
就業規則を見るとそのあたりがきっちり書いてあります。
前職では6月、12月に支給されると書いてありますが、現職の就業規則では「会社の業績、社員の成績によって臨時的に支給する場合もある。」と記載されているだけです。
ですので、支給されるかどうかは、良い意味でも悪い意味でも自分次第ということです。
これをどう捉えるかは人によると思いますが、私は「やってやる!」って思いました。
良い意味で捉え、自分次第だと前向きにチャレンジすることを決めたわけです。
それ以外にもらえる金額もある
上記の話は、IT未経験、28歳、前職は事務員、英語話せない、就職先はベンチャーという条件での一例です。
でも、実は先ほど書いた年収目安の他にも頂ける費用があります。
下記の2つは多くのIT企業で導入されている福利厚生です。
1、資格取得のための書籍購入費用、受験費用
未経験で転職した見習いシステムエンジニアにとって、資格があるのとないのとでは大違いです!!
ですが、資格を取ろうとして参考書買ったり、試験を受けると結構お金があります。
書籍で3,000円前後、分厚い本を買うとそれ以上かかります。
そして、受験費用、これが本当に高いです。1回で数万円かかります。
ベンダー試験と言われるような試験は1回で2万〜3万円かかる上、2つの試験をパスしないと1つの資格が得られないということがあり、2回の試験を受けて(5,6万円かけて)1つの資格を得られるということです。
ちなみに、ITパスポートなど、情報処理推進機構(IPA)が主催の試験は数千円ですので、良心的な金額です。
これらの費用を会社で負担してくれるところが多いです。
自己啓発本の購入や、マネジメント講座のようなスキルアップ研修に参加したいといった場合にも負担しくれる会社もあるでしょう。
2、会社企画のイベント参加費用が無料
これもいくつかの会社で聞いたことがありますが、会社で主催する月に一度の帰社日※や、ボーリング大会、運動会、歓送迎会、忘年会などなどの参加費を会社で負担してくれます。
特に帰社日を取り入れるベンチャーは多いと思います。1月に一度か2ヵ月に一度くらいです。
小さい会社では、イベントも社員が企画して運営することもあります。
そういった場合にも費用を出してくれる会社があります。(少なくても私がいる会社はそうです)
帰社日・・・月に一度、あるいは数ヶ月に一度会社のメンバーが集まり、会社本体の報告・周知事項の連絡、懇親会などを行う会のことです。頻度、内容は会社によって異なります。
1年間を通してトータルで頂けたお金は・・・
私の場合、上記の福利厚生も給料に含められると感じるほどありがたいことですので、ざっと計算してみます。
2017年での概算
書籍購入・・・5冊、計12,500円
資格試験(合格時のみ支給)4回分・・・100,000円
月に一回の帰社日(夕食代)・・・1,000円×12ヵ月=12,000円
歓迎会の参加費・・・4,000円
ボーリングイベント&懇親会・・・6,000円
忘年会・・・5,000円
社内部活での大会参加費・・・2回分 8,000円
上記合計、147,500円
前職ではこれらの費用は自腹でしたので、転職してからは支給されたり個人負担無しになるので、嬉しかったです。
ですので、私の気持ちとしては2017年の年収は3,650,000円程ということです。
もちろん個人のスキル、会社側の評価によって変わりますので一概には言えません。
一つの目安として見ていただけたらと思います。
福利厚生面はやはり大きな会社の方がしっかりしている(色んな恩恵が受けられる)と思います。
住宅補助があったり、契約保養所を持っていたり、テーマパークの割引券があったり、私の印象では、これらの福利厚生はそれなりに従業員数が多い企業で提供しているかと思います。
ベンチャーではあまり見かけない福利厚生ですので、詳しくは転職を希望する会社の福利厚生を見てみてくださいね。
別の記事では、働いて1年後、給料がどうなったか書いていきたいと思います。