システムエンジニア(SE)になって数年経つと、誰しも考えることがあると思います。

それは、「このまま今の会社でSEやってて良いか?」ということです。

同僚は転職して給料が上がった、待遇が上がったと言っていて気になる。。。

自分も転職すべきか、はたまたフリーランスなんてのはどうなんだ・・・?

私自身もSE(詳しく言うならネットワークエンジニア)になって丸2年が経って気になるところです。

私の友人でファイナンシャルプランナー(以下、FP)の人がいて、その人と先週その話をしてきました。

その友人は元々SEということもあって、今はSEの人材紹介もやっていて良い話が聞けたのでこの記事にまとめたいと思います。

システムエンジニアとしてどう生きるか

大それた見出しを書いてみましたが、ここをまずは自分で考える必要がありました。

転職を考えるきっかけとしてはお金があると思います。

単純にお金だけを見るなら、そこそこの規模のメーカーやシステム開発会社で働いているならそのままそこで働き続けることでそれなりに収入アップが見込めます。

ですが、エンジニアとして経験豊富なエキスパートになるにはちょっと物足りない仕事になりがちだと思います。

同じ会社で同じ文化、同じツールを使って仕事をしているのと、小〜中規模の会社に所属して派遣SEであちこちの会社で仕事をしていくのとでは、経験する刺激とストレスのレベルが違います。

かといって派遣SEでずっとやっていくとなると、給料が上がっていくかは会社の体力も関係してくるしで、難しい仕事に出向したからといって給料がポンと上がるわけでもありません。

その会社の体制、体質、社長の考えに賛同しているならそこの会社で事業を一緒に大きくしていけば面白くなってくると思います。

今説明した、中規模や大規模の会社でやっていくのか、小規模の会社でやっていくかどちらでも良いと思います。

ですが、一言だけ言わせてください。

エンジニアとしてやっていくならもっと上を目指さないか?

ってことです。

ここ数年、エンジニアは足りない足りない足りない状況で、異業種からの転職も受け入れ、SEとしてやっていけそうなら誰でもきてくれ!状態です。

ですのでエンジニアになる敷居はだいぶ低くなっています。

問題は、SEなったは良いがどこを目指すかです。

どうせやるなら社会的に価値のある凄腕エンジニアをみんな目指して、同時に給料もガツンとあげようZEって私は考えています。

そこで自分の価値もあげて、給料も上げる方法の一つについて前述したFPと話し合いました。

技術を磨いたらフリーランスもアリ

そのFPさんは個人的に関係を作った営業会社と提携していて、個人事業主としてその会社経由で紹介してくれる案件(プロジェクト)に参入させる仕事もしています。

フリーランスとして入ることで、正社員ではなくなりますが給料の入り方がドカンと変わります。

ちょっとその仕組みを話すと、派遣エンジニアは単価と言われるお金で取引されます。(言い方悪いのはお許しください)

その人なら月60万でうちに来て欲しいです、と言われる相場金額です。

要は、自分の社会的価値を反映した金額です。

そのお金は全てが自分のポケットに入るわけではありません。

営業してくれた営業さんの給料、会社の経費、会社の家賃、その他会社の経費、社会保障の費用など差し引かれて、およそ半分くらいが自分のポケットに入ります。(割合は会社によって異なる)

ですが、フリーランスはそれらをほぼ全て自分でやるため、先ほどの半分よりもっと多くもらえます。

単価の8割、9割もらえることもあり、そうなると月給30万円だったのが40万、50万になり得ます。

さらに、エンジニア兼営業的な仕事もやる体なら打ち合わせ経費なども自分の確定申告に計上できる可能性も出てくるので、エンジニアでいるより税金が下がることもあります。

となると、会社員としてエンジニアでいるより、フリーランスになることで手取り額を大幅に上げることが可能です。

ですが、会社員は会社員でメリットはもちろんありますので、みんながみんなフリーランスになる必要はありません。

手間暇は増えるし、全て自分の責任になるので面倒に思うことは増えること間違いなしです。

でも技術力があれば先ほどの単価は70、80、90万、でかいプロジェクトのマネージャーなんかだと100万超えます。

だからと言って気軽にフリーランスになってはいけません、おそらく失敗します。

フリーランスになることで自分のやるべき事が大幅に増えるので、それを具体的なタスクとして理解して対応する覚悟が必要です。

さらに、技術力がなければ高単価は見込めませんのでハングリーに難しいプロジェクトを経験したり、勉強も惜しまずやっていく必要があります。

険しい道にはなりますが、その分、自分のポケットに入るお金は増えるという事です。

私はまだフリーランスになることを決意したわけではないですが、自分の単価(市場価値)は見ながら技術力アップをしていこうと思います。

派遣SEなら「今、自分はいくらで取引されるか」を知りつつ、時代に合わせた技術を磨かなくてはなりません。

その金額を把握しつつ「高単価なのに、今の会社ではあまり給料に反映してくれない・・・」と感じるようになったら、その時がフリーランスを考えるタイミングだと思います。

フリーランスの道も頭の片隅に入れながら技術力を高めていけば、チャンスが訪れてくるかもしれません。

エンジニアの皆さん、年収1,000万もらえるような価値あるエンジニアを目指しませんか・・・!?