以前の記事で、これからシステムエンジニアを目指す人、なった人向けの記事としておすすめ資格の記事を書きました。

新人システムエンジニアが取得を考えるべき資格 part1

その際にLPICレベル1(Linux Professional Institute Certification)をご紹介しました。

私は2017年1月に1つ目の試験101を受け、3月に2つ目の試験102に合格しました。

LPICレベル1は、2つの試験を合格して取得できる資格なのでご注意ください。

その時の勉強方法について書いていきたいと思います。

勉強期間、勉強方法

私はIT業界に転職して初めてとった資格がLPICでしたが、勉強し始める時色々と勉強方法を調べていると1ヶ月から2ヶ月で合格できると書かれた記事を見ました。

とりあえず早速本屋に行き、IT資格関連の本をペラペラめくりこちらの本を購入。

1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版

右も左も分からない状態でしたので、こちらの本を買ってみました。

こちらは資格の勉強をする前の事前知識を蓄えるための本です。

この本は実際にLinuxというOS(オペレーティングシステム)に触れた方が良いという内容で、Linuxを自分のパソコンに設定する方法も記載されています。(WindowsもMacも対応)

この本を読んでなんとなくLinuxがイメージできたら問題集に取り組むというステップがいいと思います。

問題集として私はこちらの黒い本を購入しました。

IT関連の問題集は本が分厚いので、PDF版を使ったりKindle版を使った方が持ち運びしやすいですね。

(PDF版付) 徹底攻略LPIC Level1問題集[Version 4.0]

101の試験を受けて感じましたが、この通称”黒本”の問題集、LPICの試験対策としてはちょっと微妙な感じでした。

勉強開始から約1ヶ月後に受験日の予約をし、挑戦しましたがご覧の通りスレスレで合格。

問題集の中身がちょっと試験と合ってないなという印象を受けました。

ズレてると言ったら良いのか、「そこ質問されるの?」という印象を試験中何度も受けました。

なんとか合格できたからいいものの、次回の102受験するときには別の問題集が必要だと感じました。

Ping-tとの出会い

そこで、当時入場していたプロジェクトメンバーに相談したところ、Ping-tという勉強サイトを教えていただきました。

このようなサイトです↓ホントにお世話になりました。

Web問題集があるんだ!という驚きで感動しましたw

スマホでも見れるので、通勤中にひたすら解いてました。勉強の手軽さが良いですね。電車でIT参考書は重たくて・・・

このサイト、有料コンテンツと無料コンテンツがあり、LPIC101の問題集は無料で受けられますが、LPIC102は有料です。

料金はこのようになっています。

3ヶ月もあれば大丈夫でしょうから、それでも3,800円です。

会社で法人契約しているところもあると思いますので、ユーザーはタダで使える可能性もあると思います。(私は自社の経理や社長に相談して法人契約してもらいました)

Ping-tの問題集は解説も丁寧で、非常にオススメです。実際の試験に近いという印象を受けました。

それぞれの問題にチェックをつけてあとで見直せます。

また、正解できたら”銅”→”銀”→”金”と正解できたことが把握でき、間違えたら”金”→”銀”となっていきますので、間違えた問題だけ復習することもできます。

ただの問題集と違ってその辺が魅力的です。

Ping-tの問題集を約2ヶ月取り組み、無事に合格できました。

点数はそこまで高くないですが。汗

試験のポイントとしては、やはり重要なファイル名と場所、設定ファイル名と場所でしょう。

単純な暗記になってしまうので、普段からLinuxを触っている人でなければ覚えにくいと思います。

試験自体は6割取得で合格ですのでそこまで合格ラインは厳しくありません。

ですので、細かく設定ファイル名に執着して覚えないと割りきって取り組むのも必要です。

実際に使うことをイメージするなら、ディレクトリ構造が理解できていれば大丈夫です。

あとはそのフォルダまで降りて、中身を見ればいいわけですからね。

ファイル名を正確に覚えることに時間をかけるのは辛いですし、ちょっとナンセンスです。

Linuxというものの理解とディレクトリ構造、コマンドを覚えるのをメインにすると良いと思います。

まとめ

これまでの話を端的にまとめます。下記のステップが良いと思います!!

  1. まずは「1週間でLPICの基礎が学べる本」を買って、Linuxってなんぞや?を学ぶ
  2. Linuxを自分のパソコンで使えるように設定する(まだいじらなくて良い)
  3. Ping-tで問題を解いて理解する(できれば全て”金”にする)
  4. Ping-tでだいたい問題を解いたらパソコンに入れたLinuxでコマンドを叩いてみる。「あっ、ここに設定ファイルあるんだ」って感じてみる
  5. それで2ヶ月を目処に勉強して試験に挑む
  6. 101に合格したら、同じステップで102に挑戦する

このステップで行けばLinux実機でイメージもつき、理解したことが定着します。

“ただ合格すれば良い”と考えてはダメです。

理解していなければ、就職したある日Linuxに触ってるところを先輩に見られ、「あれ、LPICとったんでしょ?ちったぁわかるんじゃないの?」と突っ込まれます。

合格だけじゃなく、コマンドも10個くらいは丸暗記で使いこなせるくらいが良いでしょう。

pwd,cd,ls,cat,cp,exit,sudo,mkdir,mv,ifconfig,Tabキー、historyの使い方、その辺りは丸暗記が良いです。

次回はCCNAの勉強方法を書きたいと思います。

CCNAの方が数倍難しい。。。