今回は、これからSEになることを考えている学生さん向けの内容になります。
SEになるには資格をとっといた方が良いのでしょうか?
資格がないと就職活動に不利になるのでしょうか?
その辺りの疑問を解決していきたいと思います。
ずばり、必須資格なし
2018年現在、資格がないとシステムエンジニアになれないかと聞かれるとNoです。
しかし、今後必須になる可能性はあると思います。
というのは、今は売り手市場で文系卒でも募集していて、理系卒にとらわれず、適性がありそうな人なら文系でも欲しいというのが企業の本音だと思います。
それくらいシステムエンジニアが足りないということです。
今後システムエンジニアが充足してきたら、条件がついてくることも考えられるので資格が必要になるときがくるかもしれません。
準備できることは準備して臨もう
ですが、全く準備をしないまま採用試験に応募して合格できるほど簡単ではないと思います。
システムエンジニアとして活躍していくためにどんなことを準備すべきか?
SEに転職して1年半の私が感じた「SEになる前にやっとけば良かった」ことをお伝えできればと思います。
1.どんなシステムエンジニアになりたいか考えておく
一言にシステムエンジニアと言っても、仕事は色んな種類に別れます。
ソフトウェアを作る仕事もあれば、ひたすら試験をする仕事、ネットワークの設計をする仕事、研究に近いような仕事など多岐にわたります。
大きく分けると、ソフトウェアを作るような仕事通称「開発系」か、インフラ・ネットワーク関連の仕事「構築系」かに別れるので、どちらに進みたいかは絶対に考えた方が良いです。
なぜなら、どちらに別れるかで選ぶ会社も変わってくるからです。
「開発系」と「構築系」どちらも仕事とする会社もありますが、どちらかしかやっていない会社もあるので、入社前にどちらに興味があるかは調べておいてください。
2.Excelの使い方をマスターしておく
新卒でSEとなる場合(特に文系に当てはまりますが)、Excelの使い方のトレーニングをしておくのがオススメです。
理系の大学でAIについて学んでいたり、パソコン・機械に詳しい方、SEに関する知識が身につくような勉強をしていた方などを除いたら、あらかじめ準備すべきことはExcelの使い方です。
SE関連の専門分野を学んでいたらそれに関する分野の仕事を目指せば、Excelはそこまで意識しなくても良いですが、現時点でSE関連の知識がなく特に文系であればExcelの勉強をしておくのがベターです。
なぜなら、どの会社で働こうともほぼ必ずExcelは使うからです。
関数、ピボットテーブル、マクロ(VBA)、その他の機能を理解しておくことで、どの職場に行こうと即戦力として期待してもらいます。
これはSEに転職して「勉強しておけば良かった・・・」と何度もしみじみ感じるほど使う機会があるからです。
どんなことを学べば良いかと言いますと、過去の記事で紹介したExcelに資格を目指すのが良いです。
資格があればどれくらいデキるか客観的に証明できますので、トレーニングをしつつ資格も取得すると最高です。
↓現場で使えるExcel知識について紹介しています
SEが知ってるExcelの作業負担を減らすためのテクニック
↓Excelの資格を紹介しています。
新人システムエンジニアが取得を考えるべき資格 part3
以上のような2つの準備をして、自分がなりたいSEのイメージ、どの職場でも活かせるExcel知識をつけて採用試験でアピールできると、他の学生と差をつけることができると思います。
他にも求められる資質、性格、適性もあると思いますが、早めに準備するには先ほど紹介した2点がオススメですので、参考にしていただけたらと思います。
今回の記事でお話しした資格や「開発系」と「構築系」、今後の会社選びの参考となる記事もありますので下記の「関連記事」から見てみてください。