システムエンジニアの仕事の具体例

前回の記事で、システムエンジニアはプロジェクトに派遣されることがあるというお話をしました。

もし読まれてない方がいらっしゃいましたら、先にこちらの記事をお読みください。

システムエンジニアの仕事をわかりやすく!

では早速1つ目の仕事を紹介いたします。

タブレット端末のキッティング

キッティングとは、機械(パソコンやタブレットなど)が現場に届いてすぐ使えるように、必要な設定やソフトウェアをインストールする作業のことをさします。

始めに言っておくと、本当に誰にでもできる仕事でした。

この仕事は1ヶ月だけやらせていただきましたが、正直2ヶ月はできないと感じてしまうほど単純作業です。

私が入社した時には入場できそうなプロジェクトがなかったため、俗にいうスポット案件ということでこちらのプロジェクトに入らせていただきました。

やることを順を追って説明すると下記の通りです。

  1. 大きな倉庫みたいな作業場に出勤
  2. 自分のグループ(10名ほど)メンバーと合流
  3. 複数のグループが同じフロアで作業するため、みんなで朝礼(総勢150名くらい)
  4. グループごとに別れ、手順書(チェックリスト)をもらってひたすらキッティング
  5. キッティングが終わったらその他の作業
  6. おわり

1日の流れはこんな感じです。

しかも驚くことにキッティングの作業内容は、1ヶ月間ほぼ同じ作業!

では、4と5について解説いたします。

4.グループごとに別れ、手順書をもらってひたすらキッティング

まずは、下記の備品を1つずつ手元に用意。

  • タブレット
  • タブレットのケース
  • タブレットの充電器
  • ポータブルプリンター
  • プリンターの充電器
  • プリンターの予備のインク
  • ちっちゃな精密機械
  • 精密機械を入れるケース
  • ストラップ

これらをもとに、手順書を見ながら備品の状態確認、設定作業をしていきます。

備品が過不足なくあることを確認し、タブレット端末の設定作業をやります。

手順書に書いてある通り電源入れて、アプリインストールして、各種設定をやります。(だいたい15分くらい)

そのあとプリンターと繋げて印刷確認。

ちっちゃな精密機械も使えるか確認。

終わったらバッグに全て納めて1セット完了。

だいたい1セットやるのに20分くらいですが、途中インストール待ちの時間とかがあるので、4セット同時にやってました。

それで40分くらいで4セット作ってたと思います。

それをグループで150セット/1日の要領でやっていきます。

必要なスキルはなかった?

本当に手順書の通りなのでとても簡単です。スマホを使ったことがあればOK。

みんなで必要なセット数作ったら、次は他人が作ったセットを自分が確認します。二重確認というわけです。

バーコードを読み取ってパソコンに登録しながら段ボールに詰めて、完了。

4.の作業を終えて、だいたい17:00くらいになります。

そのあと5.の作業ですが、他のグループの手伝いでした。

それも同じような超簡単な作業です。

不具合っぽいプリンターの検査と、修理して使えそうか使えなさそうかジャッジするようなお手伝いしました。

このプロジェクトで仕事しながら、次のプロジェクトを営業と探しておりました。

本当に誰にでもできる仕事でしたので、簡単で私は驚いてしまいましたが、他にもキッティングという仕事はあります。

例えば新年度に新しい社員が入社してきて、その人たちが使うパソコンのセットアップ。

セミナー、イベントなどで使われるタブレットのセットアップ。

いずれも数百という数の端末を準備しなくてはならないため、現場で準備していては非常に時間がかかります。

ですので、現場に出荷する前に全て準備して、現場ですぐ使える状態にするというわけです。

とても重要な仕事ではありますが、システムエンジニアとしての技術が身につく仕事ではないかなと感じました。

ですが、長期の仕事ではなかったので一旦入場させていただき、次のプロジェクトを探すというステップで進んでいきました。

次は少しエンジニアに近づき、「ネットワークの監視業務」でした。

次回はその仕事内容をわかりやすくお伝えしたいと思います。