私の所属している会社は50人程のベンチャーですが、今年度に入って急に中途採用の女性がどどどっと入社してびっくりしています。
未経験、他業種、経験者色々ですが、本人の意識と意欲を汲み取って採用しているみたいです。
今回は、文系大学を出て社会人となって、IT業界への転職を少し考えてみたいという方に向けた記事を書いていきます。
文系女子の就職
私は都内の四年制私立大学の文学部英文学科を卒業しています。
当時は英語を勉強して翻訳とか通訳の仕事なんかができたら良いなぁと思い大学に入りましたが、入学後はその熱が冷めてしまい単位をぎりぎりとって卒業するような普通の大学生をしてました。
周りは女子ばかりで、英文学科はほぼ女子といっても過言ではない学科です。
そんな彼女達が卒業後どんな職に就いたかというと、一般事務、ホテル業界、旅行業界(代理店とか)、大学院に進学など文系ならではの就職先でした。
私は卒業して大学病院の事務員となりましたが、95%が女性の現場でした。
簿記学校やなんとか速記専門学校やらを卒業してきた人が多かったですね、4年制大学卒はあまりいなかったです。
その彼女達も何年かで大学病院を辞めていき、だいたいの人がクリニックや医院に転職するといった同業種での転職でした。
転職した人達も、現在も働いてる女性達もこう言います。
他にいったら正社員になれるかわからないし、当然給料も下がる
これが文系女子が就職した数年後の現実であり、転職しにくい現状です。
私もその女子と変わらず、文学部卒で事務員をやっていて転職を考えました。
転職しようとして色んな会社を見て、始めて痛感するんです。
募集要項に当てはまるような職種でもないし、求められる経験もしていない
応募できる会社も少ないし給料も下がる
と。
女性の場合、結婚や出産なども入ってくるので、男性より探しにくいのが現状だと思います。
そこで提案したいのが、IT業界の仕事です。
文系女子だからなんて関係ない!
一概に全ての文系卒の女性に当てはまるわけではないですが、一つの選択肢だと思って読んでください。
まずはIT業界に進むことを考えるとき、機械と一日中向き合って機械やツールの仕組みなどを理解することに自分が向いているか考えてみる必要があります。
ここに物凄い抵抗があると、IT業界は肌に合わないと思います。。。
今は中学、高校からスマホに触っている時代ですから、そこまで抵抗ある人はあまりいないかなと思います。
そこがOKであれば、あとは欲しい経験としてはMicrosoft Office系のソフトウェアを触った経験です。
Word、Excel、できればPowerpointもあると良いと思います。
ここまでの条件に当てはまれば、SEになることを検討して良いと思います。
その中でもExcelの経験は必須となることが多いので、「多少は触ったことがあるけど、学校の授業で触った程度」という方は、文末に載っている関連記事を読んでみてください。
SEが現場で使うエクセルテクニック集の記事がありますので、知っているのと知っていないのでは作業効率が全然違います。ぜひ参考にしてみてください。
2018年現在、個人のスキルとしては上で紹介したようなものがあれば、SEになれる可能性が見えてきます。
なぜなら、IT業界は今のペースでいくとあと数年は人員不足の状況が続くため、理系文系、男女問わずSEに向いている人を採用しないと追いつかない現状がありますので、なろうとしている方にはとてもタイミングが良いと言えます。
その状況について詳しく書いた過去記事がありますので、詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
2018年SEへ転職するなら今!文系理系、経験も関係ない?!
SEをオススメする3つの理由
私は医療業界とIT業界でしか働いていませんが、IT業界が女性にとって良いのでは!と感じる点について書いていきます。
1.文系理系問わず、専門職になることができる
特に文系出身の方はそれだけで研究職、技術職、エンジニア職などになることが難しいですが、システムエンジニアなら今は未経験、文系でも目指すことができます。
今はスキルがなくても、専門的な仕事(できれば手に職)で働きたい!
という情熱がある方にあった仕事がIT業界の仕事だと思います。
プログラミングができれば立派な専門職です。
2.在宅ワークが可能な会社もある!
これは結婚や出産を視野に入れた人にとってはとてもありがたい制度です。
IT業界の仕事は、パソコンとネット環境があればできちゃう仕事が多いので、会社に行かなくても成り立ちます。
交通費がもったいないと考える会社もありますので、「仕事さえキッチリできれば毎日オフィスにくる必要はない」という考えです。
また、遠方に住んでいる人でもスキルがあればぜひ採用したいというケースもあり、都内の会社に採用され、長野の自宅で普段仕事をするといったようなこともあり得ます。
そういった可能性もある業界なので、なるべく早くスキルや専門知識を会得することでこういった機会に恵まれることもあるということです。
3.自宅で働く前提としてできる仕事もある!
これはIT業界で何年か経験を積んだ後の話になりますが、内職のような形態で働くということです。
Excelのデータ入力やWordで文書作成をはじめ、プログラミングの仕事などを自宅でやるということです。
これは、2.で説明した内容と異なり、自宅で仕事をするという前提で働けるということです。
正社員として採用されるか微妙かもしれませんが、アルバイトとしてやってもそこそこのお金にはなります。
「クラウドソーシング」などで検索するとたくさん出てきます。
こういった働き方も可能なのがIT業界です。
SEになるための情報を見たい方は
下記、関連記事に「これからSEになることを考えたい」人向けの記事を集めていますので、ぜひ読んで見てください。