どんなスキルや能力が必要なのか
システムエンジニアが働く現場ではどのようなメンバーが求められているのか。
現在もエンジニアとして現場で働いている私が感じていることをまとめたいと思います。
※中途採用、転職を検討されている方は下記の記事の方が参考になるかと思います。
未経験でシステムエンジニアへ転職(前編)
私が勤めている会社では毎年数名程、新卒の方を採用しています。
と言っても、年齢はまちまちです。
専門卒業の21歳、4年制大学卒業の22歳、大学院卒業の25歳、大学卒業後しばらく研究していた28歳など色んな方を採用しています。
年齢を重ねた分、色んな知識と経験があるというのは仕事をしていく上で有利になると思います。
逆に年齢が若い方は、仕事そのものは初めてでもこれからの伸びに期待がかかります。
今回は「これからシステムエンジニアとして社会人になることを考えている人」に向けた情報を書いていきたいと思います。
誰しも経験ゼロから始まるもの
いくつかの現場で仕事をさせていただきましたが、若くてもやはり活躍が期待できる人は2つの能力を持っている方だと思っています。
プラスアルファで、大学でITに関わる勉強や研究をしてきた経験がある人
それぞれ解説いたします。
自分で調べ、課題解決や情報収集を積極的に実践できる人
今の時代、例えば非常に厳しいセキュリティが強いてある環境でインターネットが使えないという状況でない限り、Webサイトが閲覧できます。
そして、Webサイトの手軽さと情報量の豊富さは既にみなさんご存知だと思いますが、大抵の疑問はWebサイトを見れば解決できます。
問題が発生した時、わからないことに遭遇した時、パワポで資料作ってと言われた時、レポート書いてねと言われた時、Webサイトを調べたら解決方法が無数にでてくるでしょう。
よほど個別なケースや複雑なケースでない限りはWebサイトでヒントが見つけられる時代です。
それらのヒントをかき集め、自分なりに解決策を考え、それを提案することができる能力がシステムエンジニアには必要です。
実際に私はシステムエンジニアとして仕事をし始めて1年以上経ちますが、仕事中にパソコンで調べられる時間が結構あります。
それはExcelで関数の使い方、実例を調べたり、新しくでてきた英語の略称を調べたり、何かのテクニックなど様々です。
日々、新しい技術や名称が増えてくる業界ですから、そのような最新情報を収集できる能力はとても大切なのです。
周囲の人と和やかに会話ができる
これも非常に大切な能力です。
仕事をしている限り、必ず一緒に仕事をするメンバー、上司、お客さんなど色んな方と話します。
機械から仕事の依頼をもらって、一人であれこれやって、機械に成果物を提供するってことはありません。
相手の主旨がわかる、自分の意見が伝えられる、相手とじっくり話し合い、意見交換ができる力というのはシステムエンジニアになくてはなりません。
言われたことだけをすれば良いんじゃないの?これを作ってと言われたものを作るだけじゃないの?と思われる方がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
お客さんから依頼を受ける人と、依頼に基づいて要件を考える人、要件に基づいて構築する人、それをテストする人、納品後のサポートをする人、色んなフェーズを担当する人がいます。
少なくても自分が所属するフェーズの隣同士、自分の所属するチームの人と協力することで仕事は成り立っています。
「自分には知識と経験があるから、自分一人でできる。」と思ってもその思いは心の中にしまっておき、その知識を周囲に普及させチームメンバーのスキルアップに貢献させるのが良いと思います。
人と仲良く仕事ができるというのは、人からも信頼され、頼りにされる存在になります。
そういうメンバーがいると、チームのパフォーマンスも高まりますのでどの会社でも必要とされるでしょう。
プラスアルファで、大学でITに関わる勉強や研究をしてきた経験がある人
これはわかりやすいと思いますが、知見がある人とない人がいたら、ある人を採用するのはイメージしやすいと思います。
特に人工知能や機械学習、ネットワークなどは大学院や専門学校で学ばれてくる方もいますので、学習済みの方は早く専門的な仕事に携われると思います。
ないとダメというわけではなく、あると有利という程度だと想定しておくといいと思います。
やはり前述した2つの能力の方が、業務遂行にはかかせないので重要視されます。
これから就職される方は、そのポイントをアピールできるようにすると良いと思います!