IT業界未経験でも採用する理由とは?
前編の続きで、どうして未経験でもシステムエンジニアとして採用するのか?その思いとは何かお話ししていきます。
前回記事をご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。
未経験で正社員SEへ転職(前編)勉強、資格など用意すべきことは
未経験でシステムエンジニアに転職するには
私は未経験でIT業界に飛び込み、1年半が経ちました。
その課程で、私は会社の代表と色々話したり、会社のメンバーと話すことで、「どうして未経験でもシステムエンジニアとして採用するのか?」という疑問が解消されたので、お話いたします。
それは、「技術力はさておき、とにかくコミュニケーション力があり、向上心がある人」が欲しい、ということ。
1年半ほど働いていくつかのプロジェクトに配属させてもらいましたが、やはりメンバーと色々話せる人、まとめあげられる人が少ないというIT業界の傾向があるからです。
エンジニアの価値というのは基本的にはスキルで左右されます。
しかし、30代、40代になればまとめ役、リーダーをやることもあると思います。
就職当時からスキルの向上に重きを置いてきた人は、まとめあげるリーダーという仕事より、末端のエンジニアをやりたいという人も多いのです。
そういう人達が多い傾向にあるため、会社を拡大、組織化するにはまとめ役が必要だと感じているのです。
スキルは2,3年も精進すればそれなりに身について来ますが、30代、40代に入ってからのコミュニケーション力はどうしても伸ばしにくいものです。
そこでコミュニケーション力があって、向上心がある人が入ってくれば、プロジェクトをやりつつ社内のまとめ役を任せられ、組織化を図っていくことができます。
その要員として、未経験でも雇いたいという思いがあるのです。
代表と面談した際、私の過去の経験を話した時にも「後輩の育成や指導は経験ありますか?」といった質問や、「チームのリーダーを経験したことはありますか?プロジェクトのサブリーダーや、リーダーはやったことありますか?」などの質問がありました。
これらのことから、システムエンジニアになるにはスキルだけではなく、コミュニケーション力、チームマネジメントの力が求められていることがわかります。
もしシステムエンジニアへの転職を考えている人がいましたら、「IT関連の経験がないから採用してもらえないかな・・・」と感じるかも知れません。
しかし、コミュニケーション、マネジメント力があればぜひ来て欲しいという会社もあると思いますので、これまでの経験からアピールできることがあるはずです!
未経験でも社会人経験があれば、何かしら貢献できることはありますよね?
自分の経験からアピールすることをしっかり伝えられれば、経験ゼロからでもシステムエンジニアになることはできますので、転職を考えている方、頑張ってください!!
※人によっては「システムエンジニア」という言葉の意味を正確に知らない方もいると思いますので、こちらの記事を参考にしてください。