今回はネットワーク系に進みたいと考えているSEが必ず取るべきと言って良いほどの資格、CCNA取得に向けた勉強法について解説したいと思います。
CCNAはなかなか厄介な試験ですので、用心してください・・・
ネットワークエンジニア=CCNA持ってる
勉強方法を書く前に、どれほどCCNAを持っていることが意味のあることなのかお伝えさせてください。
特にネットワーク系のエンジニアを目指す人は必ず見ておいて欲しいです。
私がこの業界に入って3ヶ月経った頃、これから先どんなシステムエンジニアを目指していくのか考えるきっかけがありました。
ネットワークの監視プロジェクトで仕事をしながらそのことを考えた結果、セキュリティエンジニアになろうと決意。
ネットワークとインフラ・サーバーの運用、構築などの経験を経て、セキュリティに特化した専門性を身につけた人をセキュリティエンジニアと呼ぶようです。
イメージで言うと、ドラクエ7で言うところの賢者(セキュリティエンジニア)になるためは、魔法使い(ネットワークエンジニア)と僧侶(サーバー・インフラエンジニア)をマスターしなくてはならないと言うことです。
そういうわけで、まずはネットワーク監視プロジェクトの次は、ネットワークの運用や構築のプロジェクトへシフトしていくプランを考えました。
その話をうちの会社の営業さんに伝えたところ、まずはCCNAを取らなければ次のステップへ進みにくいとのことでした。
なぜなら、ネットワークの運用・保守、ネットワーク要件定義、構築の仕事のほとんどが【必須要件:CCNA、CCNP】となっていると言うのです。
つまり、CCNAがなければネットワーク系プロジェクトに応募する資格すらないと・・・
それを知って、私はせっせとCCNAを取ろうと思ったわけです。
CCNAを取るためにまずはCCENTを目指す
それでは勉強方法について書いていきたいと思います。
CCNAを取得するためには2つの方法があります。
CCENT 100-105J(ICND1)と、200-105J(ICND2)という試験の2つを合格して取得する方法。
もう1つは、Cisco Certified Network Associate(200-125J)という1つの試験を合格して取得する方法です。
結論を言うと、2つの試験を受けて取得する方法がいいです。
理由は3つあります。
- 一発試験は1回の受験で39,000円もするため不合格したらわりに合わない。それなら試験のレベル感を確かめる意味でも2回に分け、1回受験してみて手応えを確かめてから2回目に臨むほうが良いから
- 2回の試験も1回の試験も最終的には同じ内容、範囲を勉強します。しかし、1回の試験では出題される範囲が広いため覚えるのが大変。
- 一発試験を受験した友人が2回落ちたから
ですので、私としては2回に分けて受験するのがオススメなので、この記事では2回に分けた勉強法を書いていきたいと思います。
最初は基礎固め
まずは普段からネットワークに携わっていない方は、こちらの本がオススメであり、必読書です。
この本は本当に詳しく解説してくれています!
IPアドレスやらイーサネット、TCP/IP、さらにCisco機器の操作方法まで紹介してくれています。
※CCNAはCiscoというネットワーク機器を作っている会社が行っている試験です。国がやっている試験ではないため、Cisco機器の使い方も出題されます。
この本でネットワークの概要をしっかり読んだ後に問題集へと進みます。
ここでも登場してくるのがPing-tです。
Ping-tに取り組むも・・・
前回記事でLPICレベル1の勉強方法を紹介した時にもPing-tを紹介しましたが、CCNAでも活躍してくれます。
ただ、用意されている問題数が非常に多いため、一周するだけでも相当時間がかかります。
2018年6月23日時点でも900を超える問題数があります。(2回に分けた試験ならやるべき問題数は半分に)
問題内容も類似しているものが多いので、少しずつ減っていってくれれば良いんですが。
ですが、内容は非常に良く、解説も丁寧なので超オススメです。
スマホで勉強できるのがやはり良いですね。
この問題集を仕事しながら約2ヶ月取り組みました。
ちょうどその頃、私の同僚がCCNA一発の試験を受けて、落ちた話を聞きました。
「Ping-tで全部”金”にするほど勉強していったけど7割しか取れなかった。」
これを聞いて、私はテンパり始めました。
Ping-tをやり切っても7割!?しかも1割は何を聞いてるのかさっぱりわからない問題だったとか・・・。
それで恐ろしくなり、ネットで合格者の声を探しました。
そしてある問題集が非常に有効だと言う話を入手。
その問題のおかげで合格することができました。
次回、その問題集とシミュレーション問題について書いて行きます。