人はどうしてシステムエンジニアになるのか
って、哲学的な切り口で入るほどの話でもないですが、みなさんどうしてなりたいんでしょうか?
まずは私自身の志望動機をお話しさせていただき、「志望動機」の考え方に触れていきたいと思います。
そのあと、未経験で転職した同僚、女性のエンジニア、新卒さんの志望動機の例を書いていきたいと思います。
志望動機は2つに分けられる
私は面接で言える志望動機と(言うとアピールできること)と、言わない志望動機(そんなにアピールにならない)があると考えています。
※この記事内では、それぞれ「内なる志望動機」と「外的要因志望動機」とします。
まずはIT業界に入りたいと思った内なる志望動機ですが、私の場合「前職は何もスキルのない事務員で、このまま専門性のない事務員としてこのまま働いていくのではなく、専門的なスキルを身につけて社会をもっと良くしたいと思ったから。」です。
真面目か!と自分でも突っ込むほど、生々しいですね。
でもその思いは本当です。
どうせやるなら誰かの役に立ちたい。大きな感謝を生み出したい。
ITはそれを叶えられる手段だと思いました。
外的要因志望動機?
では、外的要因志望動機とは何かというと、
- 言っても言わなくてもアピールにならないこと
- 周囲からの影響による志望動機。それを伝えると「そういう理由かよ」って思われそうだったり、自分の内なる”思い”としての志望動機ではないから。
そういう志望動機ありますよね?
例えば、自分の周りからの影響による志望動機です。
- 父親、母親、家族がその仕事だから
- 自己分析したらシステムエンジニアが向いてるって結果だった
- バイト先の先輩がシステムエンジニアになった
- 学校の先生、教授に勧められたから
こういった志望動機は履歴書や面接で言う必要はありません。
言って納得する面接官がいるかも知れませんが、あまり期待しない方が良いでしょう。
面接官が聞きたいのはあなたの思いです。
自分はどうなっていきたい、どういうことに興味がある、何が好きか、何をするのが楽しいと感じるのか、SEという仕事を通じてどんなことを実現していきたいのか。
面接官も、この人は適性があるか、SEという仕事に向いているか、SEになりたい内なる思いがあるか、一緒に働けそうか、成長しそうか、そういう視点で見ています。
ですので、外的要因志望動機は胸にしまっておき、自分の思いを伝えるのが良いと思います。
では、どんな風に内なる志望動機を考えていくのか、書いていきます。
志望動機を組み立てる2ステップ
私は、志望動機というのは2ステップで作っていくのが良いと考えています。
ステップ1 ITに興味を持ったきっかけ
ステップ2 具体的な会社を調べたり、会社説明会、インターンを通して会社の中身を知り、魅力を感じる
この2つのステップがあって初めて「その会社に入りたい思い」をまとめられ、相手に伝えることができます。
どちらか片方というのはあり得ません。
ステップ1だけでしたら、相手に「じゃあどうしてうちに入りたいの?」となります。
逆にステップ2だけだど、「どうしてIT業界に入りたいの?」と聞かれます。
この2ステップの志望動機を作ることで、ITに興味を持ったきっかけ、特定に会社入りたい理由を伝えることができます。
次回、例文、私の同僚、友人、女性エンジニアの志望動機などをご紹介いたします。