若い世代のサイバー犯罪が増加、、、
14日の朝日新聞で、サイバー犯罪で捕まったのは若い年代が多いという記事を見ました。
2017年に不正アクセス禁止法違反事件で検挙された全国255人のうち、14~19歳は92人となっていて年代別で最も多かったそうです。
ハッカー集団に憧れたり、目立つことをして認められたいという動機によるものが多いそうです。
注目を浴びる方法を知らないため、その犯行を模倣する人がでてきてしまうと行っても過言ではないと思います。
しかし!実は良い意味で注目を浴びることができるイベントがあるのです!
世界が注目するCTF
「Capture The Flag」これはニッチな分野になりますが、知る人ぞ知る大会。
別名、「ハッカーコンテスト」とも呼ばれます。
Capture The Flag(Wikipediaへのリンク)
https://ja.wikipedia.org/?curid=897159
内容は、パケット解析やプログラミング、暗号解読の知識を駆使して、問題に隠された答え(flag)を集めて相手チームと競う大会です。
私はシステムエンジニアになってまだ1年半ほどですが、つい先月このコンテストを知りました。
日本では2012年から開催しているため比較的新しいイベントではありますが、ルーツはラスベガスで行われている世界最大規模のコンピュータセキュリティの会議DEFCONの余興のようです。(Wikipediaより)
それがどんどん人気がでてきて、余興ではなく世界各国でニッチなビッグイベントと化して密かに盛り上がっているようです。
しかも、CIAやFBIが来場することもあったり、日本の警察からスカウトがあったりするほど、業界内では非常に注目されています。
大学生で参加する人もいて大学側が広報したりするほど、参加することの意義も世間に認められるほどの大会です。
いわゆる「ホワイトハッカー」の育成も期待されて開催されているので、今後ますます注目を浴びていくことでしょう。
ホワイトハッカー?
ブラックという言葉は良くないという意味で使われますが、ホワイトは反対の意味で使われます。
例えばブラック企業の反対はホワイト企業、ブラックリストの反対はホワイトリストと言ったように。
ホワイトハッカーはハッカーの反対の言葉に当たります。
通常のハッカーは不正アクセスなどをする人を指しますが、ホワイトハッカーはコンピュータやネットワークに関して高度な知識を持ち、ハッカーからの攻撃を防ぐことに技術を活かす人のことを指します。
また、それぞれをブラックハット、ホワイトハットと呼ぶこともあります。
意味はハッカー、ホワイトハッカーとほぼ同じと思って良いと思います。
ホワイトハッカーはコンピュータセキュリティ関係の仕事や警察のサイバー犯罪対策などで活躍しておりますが、セキュリティに関するエンジニアの人材が全く足りていない状況が続いており、今後さらに不足が加速する見込みとなっています。
出典:経済産業省ウェブサイト (http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/27FY_report.html)
この資料からもわかるように、2020年までに約20万人の情報セキュリティ人材が不足すると言われています!
私も数年後にはセキュリティエンジニアとして仕事をしていきたいと考えているので、CTFへの参加にもチャレンジしていきたいと思っています。
コンピュータに詳しい若い人がCTFで大活躍していますので、ハッキングに興味のある人はCTFを調べてみましょう!!
IT業界は、若い人の優れた思考力をマジで求めています・・・