日本の人口は緩やかに減っていき、人口ピラミッドはどんどん綺麗な逆三角形に、、、

なんてことをたまに思うわけですが、システムエンジニアという仕事の未来について今日は考えてみたいと思います。

システムエンジニア in the future

どの職種でも同じだと思いますが、全体的な労働人口は減っていきますよね。

問題は、システムエンジニアという仕事が消滅、または極端に減っていくのか

ということです。

昨今のITの盛り上がりや、首相がIT人材を増やそうと大学入試で情報の教科を導入すると発言したのを見ると、システムエンジニアがやる仕事はそこまで減っていかないように思われます。

間違いなく軽作業、定型的な作業、単純な反復作業の仕事は減っていきます。

ITの仕事量が、産業全体の中で割合を高めていくでしょう。

私の経験した「ITが人の仕事を奪った!」と思ったことを書いてみます。(助かった、ホント助かったんだけど、、淋しいねという気持ちもあります)

レジうち

私が大学、社会人数年目まではレジには人が立って、ピッピ、ピッピしてお金を数えてお釣りをくれました。

それがここ数年で急に、人はピッピ、ピッピだけして、お客さんは「お金をいれてください」というマシンにお金を入れて、自動でお金がでてくる。

レジに立つ人は明らかに減りました。

れじうちはバイト代が高いイメージでしたので大変な仕事でしたが、今ではお釣りを間違えることもなく前より早くレジを通れるようになったというわけです。

病院のカルテ

私は前職、病院で働いていたこともあって、この恩恵は計り知れないと感じています。

紙のカルテが電子データになったんですよ?

先生の字が読める!!

これには感動を隠せませんでした。

紙のカルテって、持ち運ばなきゃいけない、診察する度にカルテの紙が増え重くなる、無くしたらみんなで探す、字が汚くて読めない、、、もぅ問題だらけです。

それが電子データになって全て解決したんですから、すごいことです。

しかし、導入コストもすごい。

病院丸ごとシステムを入れるので、1年、2年念入りにベンダーと検討してやっと導入。それが全部でうん億円。

大きい病院でしたら単純にカルトを運ぶだけの人もいるくらいなので、そういう人は仕事がなくなってしまいます。

診療情報管理士っていう資格もありましたが、紙のカルテが減っていく中で果たして意味があるのか、、、(多少はあると思いますが)

システムエンジニアが単純作業を駆逐していく

2つの例を挙げてみましたが、これからますます日々の生活にITが入ってきます。

そこで活躍するのがシステムエンジニアです。

どんな仕組みを使えば作業が楽になるか

新しい仕組みはこうした日々の問題解決から始まります。

もっとこうなったら良いのに、もっとこうしたら楽なのに

そんな思いを叶えていく仕事がシステムエンジニアなんじゃないかと思ってます。

良い意味で人の暮らしは楽になり、悪い意味で人は楽ばかりするようになる

それはそれで心配になります。

ですが、この世の中の流れを変えることはできないでしょうから、近い将来ではシステムエンジニアという仕事は無くならないかと思います。