システムエンジニアになりたい!と考えている方は、ぜひこの記事を読んでいただきたいのですが、システムエンジニアはたくさんの種類があります。

私が最初に書いた記事でも大まかな種類について書いております。

システムエンジニア(SE)とは

細かく分類すると上記の記事で書いた通りかなり細かく別れます。

しかし、大別すると2つに分けられるので、まずはそのどちらに進むかイメージするかだけでも十分です。

開発系 or 構築系

初めて聞く方はちんぷんかんぷんだと思いますが、詳しく解説していきます。

まず、大前提のお話となりますが、「システムエンジニア」と世間で呼ばれている仕事は、狭義と広義の意味があります。

本サイトでは、下記の2つの意味を定義して、基本的には広義の意味を使用していきます。

狭義でのシステムエンジニアは「システム開発の上流工程担当」を指しています。

広義でのシステムエンジニアは「PCを使ってシステムを作ったりする仕事などの総称」としています。

広義の意味でシステムエンジニアという仕事を考えたときに、開発系と構築系に別れるということになります。

開発系

開発系の方がみなさん馴染みがあると思います。

PC上で使うソフトウェア、ツールを開発したり、スマホで使うアプリ、ゲームの開発、ホームページを作ったりするようなカテゴリーを開発系と呼びます。

それらを使う人、ユーザーがいて色んな場面で活用したり、遊んだりするので一般の人でもその存在を認識することができます。

みなさん誰しも見たことはあるExcelはマイクロソフト社が作った表計算ソフトですし、スマホで使うLINEもLINE株式会社が作ったコミュニケーションアプリです。

このように、開発したサービスが目に見える形で扱えるので、そのサービスを作る仕事が開発系と考えていただけたらと思います。

構築系?

こちらはみなさん馴染みがないと思います。

IT業界では、インフラエンジニア、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなどが構築系の仕事と言えます。

それぞれどんなことをしているかというと、一般人の目には触れないようなサービスを作っています。

実は開発系の仕事とも深くかかわります。

それぞれパソコン上で使うソフトウェア、ツール、各サービス、Webサイトは、サーバーと言われる大きな機械で動いています。

こういう機械です。

ラックと呼ばれる専用の棚にびっしり収納されています。

他にもネットワークに関する機械があります。

これらの機械を用意する巨大なデータセンターと呼ばれる大きな建物もあります。

そのデータセンターの中の一室にこういったラックを置き、サーバーやネットワーク機器を格納して、外のインターネットと繋げることで外からアクセスできるようになります。

それらの機械の設定をするのが、構築系のエンジニアがやる仕事です。

サーバーに色んな設定をしなければなりませんし、ネットワーク機器もたくさん設置して色んなところと通信できるように設定をします。

開発系のエンジニアが作るソフトウェアやサービスはこういった機械を基盤として、初めて使用することができるので、非常に重要な仕事です。

開発系、構築系のどちらかへ

今回は本当に大きく2つのカテゴリーに分けましたが、IT業界内では、例えば構築系のエンジニアが開発したいと言うと、キャリアチェンジと言われるほど、仕事内容や必要な知識が異なります。

もちろん開発系から構築系に行くことも可能ですが、新たに勉強して学んで行かなければなりませんので、早い段階でどちらに進むかは考えておくのが良いと思います。