みなさん、システムエンジニアの仕事ってどんなイメージを持たれていますか?
一日中パソコンと向き合って、同僚と会話しなさそう。
期限に追われて残業が多そう。
などなど、色んなことを想像されるかと思います。
私も転職する前は、そのようなイメージを持っていました。
ソフトウェアの開発に携わって、納期前は残業すごそうだなぁ、大変な時期もあるんだろうな、と。
そんな不安を抱きつつ転職し、1年半が経ちましたので実際の仕事はストレスフルなのか振り返ってみたいと思います。
システムエンジニアの仕事はストレスフル?
ところでみなさんはどんな時に「ストレス」を感じますか?
ちょっと余談になりますが「ストレス」には良いストレスと悪いストレスがあって、良いストレスは人間のパフォーマンスをあげてくれる大切なものです。
ヤーキーズ・ドットソンの法則と呼ばれる法則があって、適度なストレスが動物のパフォーマンスをあげるという内容です。
手書きの絵で申し訳ないですが、こちらの画像のように、動物は適度なストレスによってパフォーマンスが最大限発揮されると言われております。
逆に、ストレスがまったくない、過度なストレスはパフォーマンスを低下させます。
では、良いストレスとはどんなストレスか?
良いストレスとは、それなりにタイトなスケジュールだったり、今より少し高いスキルを求められたり、メンバーやお客さんとの話し合いによる「聞き漏らさない」緊張感など、日常的によく感じる一種の緊張感です。
では、悪いストレスは?と言うと、理不尽な理由で叱られる、相手の言ってることとやってることが違う、納期にまったく間に合いそうにない、など、どう考えたって納得いかないことなどを言われたり、命じられたり、責められたりすると感じるのかなと思います。
一般的にストレスと呼ばれるものは「悪いストレス」の方ですので、それがシステムエンジニアという仕事にはどの程度あるのかお伝えできればと思います。
悪いストレス
システムエンジニアになって1年半、5つのプロジェクトへの出向、自社メンバーとの関わりの中で、私は「悪いストレス」はほとんど感じていません。
それは、IT業界の仕事は気合いでやる仕事じゃないことを業界の人が知っているからだと私は感じています。
技術的にできるかできないか、それはどのくらいの時間があればできそうか。
ここがポイントだと思います。
怒っても生産性はあがりませんし、わからなければ他の人に聞くか、調べるかしか解決方法がありません。
それをリーダーや上司の方がわかっているからなのか、理不尽なことを頼まれたりすることもなければ、厳しいノルマがあるわけでもなく、同僚との仕事の押し付け合いもいまだにありません。
なぜなら、他の仕事と違ってその人の気合いでどうにかなる話じゃないからです。
女性が多い職場にありがちな、後輩社員に多くの仕事を割り当てて先輩が楽しようとすることもありません。(職場はほぼ男性ですから)
大きなIT企業であれば古い慣習やしきたりがあったりして、やたら形式的な手続きがあったり、面倒な手続きがあって苦労することもありますが、小規模から中規模のIT企業であればそういった非効率と思われることは取り除いた会社が多いかと思います。
理不尽な状況に追い込まれたりするとストレスと感じると思いますが、あまりないのかなという印象です。
※あくまでわたなべの主観的な感想です。
仕事そのものがストレス?!
また、人によっては「仕事そのものがストレス」って方も当然いらっしゃいます。
それは自分の性格が仕事と合っていないでしょうから、何をどうやったってストレスですよね。
ITへ進むからにはパソコンや機械と一日中向き合うことができる体質でなければ、辛いだけです。
また、仕事がストレスと感じてしまう人の場合、仕事することの意義や目的がはっきりしていないから感じるのだと思います。
仕事の意義や自分に合った仕事を探す方法については別記事で解説しておりますので、ぜひそちらの記事を見ていただけたらと思います。
ストレスを消し去るには?
悪いストレスとしてどんなものが挙げられるのか、紙に書いて見るのが一つの方法です。
過去にストレス対策に関する講義を聞いた際にその話を聞きました。
何がどのように不快に感じたのか、それは何が原因なのか(原因と考えられるか)書き出して整理することです。
些細なことであれば次の日には気にならないですが、大きなストレスと感じることは解決できるか考えなければなりません。
頭の中で考えるより、紙に書くほうが問題がはっきりしますので整理して解決方法を考えてみましょう。
ストレスから逃げても逃避しても、解決しなければいつまでもストレスは残ります。
常に新しい悩みや不安なことは生まれてきます。
それらから逃げるのではなく、一つ一つ向き合ってバッサバッサ斬っていき、自分の心も強くしていくことが大切だと私は思います。