色んなサイトで平均年収や何とかの情報を基に集計したシステムエンジニアの年収など載っていますが、本サイトでは少し違った切り口で解説していこうと思います。

ズバリ、

システムエンジニアの20代年収はどのように上がっていくか

です!

“今がどうか”じゃなくて”これからどうなるか”だ!

平均年収がいくらかということは私もシステムエンジニアに転職する前によく調べました。

しかし、その時既に28歳、転職した私の給料は世の中のサイトに載っているような平均年収より大幅に下回っていました。

私の28歳転職時の年収はこちらの記事で赤裸々に書いてます。

未経験で転職したシステムエンジニアの給料は?

実際、28歳の平均ど真ん中(25~29歳 月額29.1万円 年収465.8万円 平均年収.jpより)になりそうな人は、中規模から大規模なIT企業に22歳から勤続して6年目くらいの人かと思います。

大きな会社か小さな会社か転職するかで上がり方は変わりますので別々にみていきます。

大きな会社(一度は聞いたことあるような会社、CMで見るような会社)

私はそこそこ大規模なIT企業のプロジェクトに行っていた時期があって、そこで聞いた27歳前後の人の給料は27.8万円ほどでした。

大きな企業の場合、労働組合とかもあって団体交渉してベースアップとかボーナス額とか決めてたりします。

ですが、大きな会社での上がり方は概ね右肩上がりで、1年で数千円から1万円程の上がり幅かと想像できます。

初任給はどこもそんな代わらず22万円前後くらいでしょうから、大きな企業は毎年安定的に先ほどの上がり幅をキープしていく傾向があるでしょう。

まさしく平均年収の真ん中の金額をいくような上がり方ですね。

そのほかに、役職がつくことでさらに上乗せになることもあります。

中規模、小規模な会社(従業員100以下くらい)

では、中規模から小規模な会社の場合どうなのかというと、大きな会社ほど安定的な右肩上がりにはならないかと思います。

創業10年以内であれば、会社の存続がどうなるかという不安もありますので、安定したボーナス、右肩上がりを期待しすぎないほうが良いでしょう。

また、給料の上がり方も会社ごとに異なったりします。

資格が増えたら上がるところもあれば、出向するプロジェクトが変わることで給料が一定期間(具体的にはそのプロジェクトに所属している間)上がったりもします。

その上げ方は会社によって異なりますので、採用面接時などに確認できると上がり方がイメージできて、モチベーションがアップしたりしますね。

ここまで聞くと、「じゃあ中規模・小規模な会社より大きな会社に入社する方が良いってことですね?」と思われると思います。

しかし、私はそうじゃないと思います。

1世代前の方々は口々に、

「公務員になると安定するから公務員になりなさい。」

「大きな会社に就職しなさい。」

と言っていました。私の両親もそう言ってました。

ですが今の時代、そういう考え方に「成果主義」の考え方を取り入れる風潮に変わりつつあります。

その傾向が強くなってくると、大きな会社でずっと勤め上げていくというのが、本当に良いことなのか疑問視されます。

「システムエンジニアとしての価値は高まっているのか?」と、自分を客観的に見れないと、市場から価値あるエンジニアとして評価されなくなってしまいます。

「自分の年収が、自分のスキルに見合ったものか」そこにフォーカスしていかなければなりません。

そこにフォーカスできる人は、大きな会社に入って仕事をするより給料を上げていくことが可能になります。

次回、その方法について解説して行きます。

次回に続く「システムエンジニア 20代の年収を分析!後編