今回はシステムエンジニアのキャリアプランについて書いていきます。
システムエンジニアはどこへ向かう?
例えばこんな感じの男性を想像してみてください。
大学を卒業して大手IT企業のテクニカルサポート(保守)として入社、そこで2年が経った。
さて、これから彼は何を目指すべきでしょうか?
そのまま同じ仕事というわけにはいきません。
エンジニアとしてある程度最終的にどんな仕事をしたいのか、どんなポジションで働きたいのか考えなければなりません。
ここでイメージしやすい例を言うと、ドラクエ7の職業です。
僧侶と魔法使いの経験値を得て賢者になります。
SEも同じように、熟練度によってポジションを変えていくことができます。
下級職、中級職、上級職と分けて考えてみると、上のステップを目指しやすいと思います。
※わたなべ独自の見解なので、他サイトと見解が違うかもしれませんがご了承ください。
下級職 SEになりたての頃
まず、下級職としてはこういった仕事があるかと思います。
仕事を始めた時というのは下記のような仕事から始まるかと思います。
- テクニカルサポート
- 社内情シス
- フィールドテスター
- インフラ、ネットワーク監視、保守
- その他 プロジェクトメンバー
こういった専門的スキルがさほど必要ない仕事から始まり、どんどんスキルを磨いていくようになります。
このフェーズを1年~2年ほどしたら次のフェーズへ進む必要があります。
それが中級職という位置付けです。
中級職 その分野に詳しいSEに!
中級職としては下記のような仕事が当てはまるかと思います。
- プログラマー
- Webプログラマー
- アプリケーションエンジニア
- ネットワークエンジニア(運用、構築)
- インフラエンジニア(運用、構築)
- AIエンジニア、機械学習エンジニア(上級かも?)
- 開発チームのメンバー(リーダー未満)
それぞれ極めることで上級職に入ることもあるかもしれませんが、ここでは合えて中級職とさせていただきます。
AIエンジニア、機械学習エンジニアは、私のまわりではサービス開発まではいかず、研究段階に関わることが多いなという印象なので中級職としています。
中級職を数年経て、次のステップを考えるとしたら次の上級職になるかと思います。
上級職 専門分野以外の知識も備え活躍できる
下記のような仕事が上級職に当たるかと思います。
- セキュリティエンジニア(ネットワーク、サーバー構築経験は必須)
- デュアルスタックエンジニア(2つの分野に詳しいエンジニア)
- フルスタックエンジニア(複数の専門領域を経験し、全体的に深い知識を有するベテラン)
- コンサルティング(お客さんの要望に応えられるサービスを検討できるレベル)
- プロジェクトマネージャー(チーム内のメンバーと技術的な話ができ、かつ、チームのまとめと進捗管理、お客さんとの話し合いができる)
- システムエンジニア(狭義の意味。設計や要件定義ができるレベル)
- セールスエンジニア(自社サービスに詳しいエンジニアで営業を担当する人)
今のところ思い付くのはこのくらいでしょうか。他にもありましたら教えていただきたいです。
このように、上級職は自分の専門分野以外の知識も持ち合わせて活かすことができるレベルです。
中級職くらいまでは特にキャリアプランを意識しなくてもなれると思います。
しかし、そこから次のステップとなる上級職へ進むにはしっかり自分の進む方向を考えて学んでいく必要があります。
ここではそれぞれの仕事を掘り下げていきませんが、後日アップしていきたいと思います。
ぜひ知識を広く深く身につけ、社会に貢献できるような上級SEを目指していきましょう!